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「ボブ」の戦い

米国男子ツアー「ケンパーインシュアランス・オープン」最終日、首位タイの10アンダーに並んでいたのは2人の「ボブ」。未勝利のボブ・バーンズと昨年2勝と波に乗るボブ・エステスだった。一時は、ボブ・メイまでも首位グループに入り、実況泣かせの「ボブ」だらけの大会となった。

均衡を破ったのはボブ・バーンズ。11番パー3、156ヤードをホールインワン!一気に12アンダーとして2打リード。しかし次のホールをボギーとし、リードは1打に縮小。代わってボブ・エステスが14番でバーディを奪い、再び首位タイ。結果はミスが一番少なかったエステスの方に軍配があがった。

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ボブ・エステス
「同じ組だったし、お互いに言ってたんだよ。こんなに僕らが好調なプレーをしているから、みんなこれから生まれてくる男の子をまたボブって名前をつけてくれて、流行るようになるんじゃないかって」

ボブ・バーンズ
「いやぁ、同じボブでもあちらは精巧なマシーンのように完璧なショットを打ってくる。比較にならないよ」

ボビー・ジョーンズ、ボブ・チャールス、ボブ・ゴールビーと、ゴルフ界には偉大なボブ達がいたが、今回のボブもゴルフ史に名を残す名勝負を繰り広げてくれた。因みに米国男子ツアーの歴史を紐解くと、過去にもボブ対決が繰り広げられたことがあり、それは1976年の「B.C.オープン」。ボブ・ウィンとボブ・ギルダーが接戦を繰り広げ、この試合ではウィンが辛くも1打差でギルダーを振り切って優勝した。

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