世界ランク1位とのムービングサタデーも… 松山英樹は失速
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 3日目(6日)◇ミュアフィールドビレッジGC (オハイオ州)◇7569yd(パー72)
雷雨による中断の影響で松山英樹は1時間40分遅れでスタートした。雨が上がると快晴となり、風も穏やかで、この3日間では最も良いコンディションとなった。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーとの同組とあって、スタートホールはグリーン周辺までロープ際を埋め尽くす大ギャラリー。メジャーさながらの雰囲気の中でラウンドが始まった。
出だしの1番、2打目をピン奥3mにつけるも、バーディパットはカップ左へ外れる。一方のシェフラーは2打目をショートしてボギーとし、ギャラリーからため息が漏れた。
松山は続く2番、3番でもバーディパットを打つが、いずれも一筋外れて決めきれない。5番(パー5)では3打目を1.8mに寄せたものの、これも沈められなかった。
一方、スタートのボギー以降、息をひそめていたシェフラーが反撃。5番、6番で連続バーディを奪うと、7番(パー5)では2オンに成功してイーグルを決め、ギャラリーのテンションも一気に高まる。
シェフラーがスコアを伸ばす中、松山は6番でパーパットを外してボギーが先行。この日はパットがことごとく決まらない展開となった。7番(パー5)では13mのバーディパットがカップに当たって沈み、ようやく流れをつかみかけたが、9番で試練が訪れる。
ティショットは得意のローフェードでフェアウェイに着弾したものの、転がって右ラフへ。ボールは芝に深く埋もれ、確認するのも難しい状態だった。そこからピンを狙うも、ラフの抵抗に負け、グリーン手前のクリークへ。救済後の4打目も手前ピンを攻めたが届かずガードバンカーへ。5打目で何とか寄せたがダブルボギーとなった。
一方、松山より右に曲げていたシェフラーは、ギャラリーによって芝が踏まれていたためボールが浮いていた。そこからスライスをかけてグリーン近くへ運び、アプローチを寄せてパーセーブ。クラブハウス付近に集まった大ギャラリーを沸かせた。
後半に入っても松山の流れは変わらない。10番では2打目がグリーン奥ラフまで転がり、寄せ切れずボギー。続く11番(パー5)ではティショットを左へ曲げ、2打目はクリークへ。4打目も右のクリーク付近まで行き、5打目は出すだけ。6打目を寄せてダブルボギーとし、らしからぬプレーが続いた。
12番(パー3)で167ydを6mにつけてバーディを奪い一矢報いるも、15番のティショットを打った直後、雷雨によりこの日2度目の中断となった。打球は左の林の中に行き、ボールは見つかったがグリーンは狙えない状況。ティを刺してボールを拾い、クラブハウスに引き上げた。一方のシェフラーも、10番のバーディ後は12番、14番とボギーを喫して失速。15番のティショットを打つ前に中断の合図が鳴った。
結局、そのままこの日のプレーは終了。残りのホールは日曜日午前7時30分に再開されることが決まった。
中断時点で松山は2バーディ、2ボギー2ダブルボギーとスコアを4つ落とす内容で、順位も37位まで後退。上位争いから脱落した形となった。
終始大ギャラリーに囲まれてのラウンドで、どこかリズムをつかみ切れない一日だった。それでも、競技中断によって流れがリセットされたことは、好材料となる可能性もある。
最終日は残る22ホールに集中し、次戦にもつながる内容で巻き返しを図りたい。(オハイオ州ダブリン/服部謙二郎)