アダム・スコット「日本で優勝できるように」 元世界ランク1位の華やかなキャリアに欠けるピース
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 事前(7日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)
46歳のアダム・スコット(オーストラリア)は、72人が出場するフィールドで最年長のプレーヤーだ。いわずと知れた元世界ランキング1位で、2013年「マスターズ」のチャンピオン。米国、欧州、豪州、アジアなど世界各地でプロ通算33勝を挙げてきたキャリアに、いまだ埋まっていないピースがある。「今までいろんな国で優勝できたことを誇りに思っている。だけど、日本で優勝できていないことは自分のキャリアの中で欠けている部分。だから、優勝できるように頑張りたい」。開幕を翌日に控えた会見で、はっきりとそう言った。
本大会への出場は、前身の「ZOZOチャンピオンシップ」から数えて4度目になる。過去3度のベストフィニッシュは、大会が「ベイカレントクラシック」にリニューアルされ、横浜CCが舞台となった昨年の27位。「とてもチャレンジングなゴルフ場だと思っている」。9月20日閉幕の欧州ツアー「BMW PGA選手権」で2位に入り、その後は「プレジデンツカップ」に出場。世界選抜の一員としての戦いを終えての来日となり、「いまはとてもいい状態。安定したプレーができている」とうなずく。
プレジデンツカップでは、松山英樹、久常涼とチームメートとしてプレーした。大会最多となる12回目の出場とは対照的に、初出場を果たしたのが久常だった。「チームの雰囲気にすごくあっていたと感じている。彼は、ハッピーでポジティブなエネルギーを持っている選手。これからも選ばれたらいいなって思っている」と、24歳との戦いを振り返った。
2020年「ジェネシス招待」を最後にツアー優勝から遠ざかっているが、今季のポイントランキング(フェデックスランク)は11位。年齢を重ねてもなお、世界の最前線で戦い続けている。さまざまな大会で「最年長」という肩書がついてまわるようになった。それでも、「最年長だっていうことに慣れてきているよ。そんなに歳をとったな、という風に感じているわけじゃない。若い選手と一緒にプレーをすることで、若い気持ちを持ち続けられるからね」とさわやかに笑った。(横浜市保土ヶ谷区/中村文香)