コックさんもコース整備 台風6号の爪痕なきコースに岩田寛もびっくり
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 3日目(6日)◇宍戸ヒルズCC 西C(茨城)◇7464yd(パー71)◇晴れ(観衆7304人)
フェアウェイであっても、右サイドは危険なエリアに違いなかった。最終18番、岩田寛はグリーンへのルートを遮る木々を懸命にかわしてピンを攻め、ボールをカラーまで運んだ。5mをパターで沈めてバーディ締め。同じ最終組で首位に浮上した片岡尚之に3打差の3位で終えた。
1つスコアを落として迎えた後半13番(パー3)からバーディを3つ奪って「69」とし、通算6アンダー。「ショットもパットも良くなくて、ずっとガマンしていました」と終盤に訪れた数少ないチャンスをものにし、優勝争いから脱落しなかった。最終日は「前半次第ですね」と逆転の好機をじっくりうかがう。
ところで、2年ぶりの大会2勝目がかかる岩田は今週、第1ラウンドのホールアウト後にある驚きを明かしていた。
「絶対にスタート(時刻)が遅れると思っていたのに…。スゴイですよね、管理の方たち。ずっと作業されていたみたいで。めちゃくちゃきれいだし、グリーンもべちゃべちゃになっていない。バンカーにも(雨水でできる)“川”の跡みたいなものがない」
日本列島を横断した台風6号の影響でプロアマ戦が中止された3日(水)、コースでは午後から必死の復旧作業が行われていた。初日の第1組スタートは午前6時。ゴルフ場の関係者は3時半に集合し、修復に当たった。
バンカーの整備とともに、強風で芝の上にちりばめられた無数の木の葉や枝を徹底除去。クラブの運営母体である森ビル関係者、近隣の静ヒルズCCのスタッフ、そして宍戸ヒルズCCからはグリーンキーパーやキャディだけでなく、レストランの調理場からも人員を調達したという。
開始が30分でも遅れれば、日没までに第1ラウンドは完了しなかったが、タイムテーブル通りに進行。プリファードライのローカルルールを採用することなくプレーが行われている。(茨城県笠間市/桂川洋一)