吉澤柚月の最新14本 クラブ選びは「まず“顔”でジャッジします」
◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)
8月の「北海道meijiカップ」でレギュラーツアー初優勝を挙げ、その後も上位フィニッシュが続き勢いに乗っている吉澤柚月。最新のクラブセッティングを激写した。
キャディバッグには複数のメーカーのクラブが並ぶ。「クラブをテストするなかで、自分が打ちやすいものを選んでいるのですが、なかでも“顔”は一番大事かもしれません」。構えたときの安心感や、球筋の明瞭なイメージが湧くクラブを選び抜いた。
ドライバーはテーラーメイド「Qi4D LS」。以前から使用していたテーラーメイドのドライバーになじみがあり、“テーラーらしい顔”が決め手になりバッグインを決めた。女子ツアーではこのQi4D LSの人気が高いようだが、吉澤自身は「(他の人も感じているように)飛ぶんじゃないですかね?」と、性能面でも進化を感じている様子だ。
テーラーメイドのツアー担当者によれば、吉澤はスピン量が多く、必然的にロースピンモデルが適合する。ロフト9度のヘッドをネック調整機構でロフト減寄りに一段階調整し、適正スピン量に落ち着いた。それにより、トータル飛距離が15~20yd伸びたという。
フェアウェイウッドとユーティリティは、以前からスリクソン。8月の優勝時は旧モデルだったが、新製品「ZXi RKT」にさっそくスイッチした。「前のモデルと違和感が少なく、打ってみてすごく良かったので替えました」
アイアンもスリクソンで、こちらも女子ツアーで人気の「ZXi5」(2024年モデル)を使う。「新しいZXi5を受け取ったのですが、まだ試せていないんです…」と、シーズン後半でのアイアン変更には慎重な姿勢を見せる。
ウェッジはボーケイ「SM11」の48度F、52度F、58度Kの3本体制。「距離のギャップはもちろんですが、アプローチやバンカーでの使いやすさを総合的に検討した」結果、この3本に落ち着いた。58度は、幅広の「Kソール」のリーディングエッジおよびトレーリングエッジに大きめの削りが入れられた吉澤仕様で、バンカーショットでの扱いやすさに貢献している。
パターは「一番好きなクラブ」だといい、中学時代から「スパイダーツアー」のセンターシャフトモデルを愛用中だ。前出のテーラーメイド担当者に聞くと、フェースの開閉を抑えて真っすぐに打ち出しやすいセンターシャフトの特性が、吉澤が培ってきたフィーリングにぴたりと合っているという。このセンターシャフトスパイダーは現在、通常ラインアップにはない、実質的なツアー専用モデルとなっており、入手には中古店を探すしかなさそうだ。
<吉澤柚月のクラブセッティング>
1W:テーラーメイド Qi4D LS(10.5度)
シャフト:シンカグラファイト ループスラッシュ タイプB(重さ60g、硬さX)
グリップ:STM
FW:スリクソン ZXi RKT(3番15度、5番18度)
シャフト:シンカグラファイト ループスラッシュ タイプB(重さ60g、硬さS)
UT:スリクソン ZXi RKT ハイブリッド(4番22度、5番25度)
シャフト:KBS PGハイブリッド(75g)
アイアン:スリクソン ZXi5(6番~PW)
シャフト:KBS PGI(90g)
ウェッジ:ボーケイSM11(48、52、58度)
シャフト:KBS S-TAPER LITE(95g)
パター:テーラーメイド スパイダーツアー
ボール:ブリヂストン TOUR B X