WGC「ワールドカップ」開催前に勃発したポール・ケーシーの「暴言騒動」。アメリカのファンに対し「彼等はアメリカ以外のことを知らな過ぎる」とかなり過激な発言で罵ってしまったケイシー。さらにそのケーシーを援護するようにルーク・ドナルドまでが暴言を吐いてしまっていた。そして極め付けが、ケーシーの発言した2006年のライダーカップ米国キャプテンに選ばれたトム・レーマンに対する暴言。「トム・レーマンなんて知らない」に加えレーマンの信仰心に触れることまでコメントしてしまった。

このイギリスの若手2人に対し、アメリカ勢からはスコット・バープランクも大人気なく「そんなにアメリカが嫌いならPGAでプレーするな、大腿2人がUSPGAツアーに所属していたことすら、僕らは知らなかったよ」などと、2人を卑下するようなコメントを出し、事体は悪化してしまった。大事になってしまい、ケーシーとドナルドは慌てて「ワールドカップ」中に謝罪。「自分もアメリカに住んでいるし、友人も多い、大好きな国だ」と弁明した。

しかしケーシーが発言してしまったレーマンに対する暴言は払拭されていないまま。なんとそのケーシーは今年アリゾナ州スコッツデールのDCランチ地区に自宅を購入、これから入居する予定。そのDC地区には前々からレーマンが住んでいる。果たして渦中の2人が同じ地区に住んで、これ以上の騒動に発展しないで済むのだろうか？