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金谷拓実は“大先輩”以来のグループ突破 決勝トーナメントの相手は

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 3日目(25日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

5年前、年間唯一のマッチプレー戦で突如、主役のひとりになったのは谷原秀人だった。グループステージでジョーダン・スピースを破る“金星”を挙げ、決勝トーナメントでは2連勝して4強入り、3位決定戦では敗れながらホールインワンも達成した。

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当時38歳のベテランが“シンデレラボーイ”として大いに注目されたのは、単発の活躍によるものだけではなかった。その2017年、谷原は直前まで世界を奔走。「マスターズ」の出場権を手にするべく年明けから米ハワイ、東南アジアにオーストラリア、メキシコと転戦していた。願いをかけたその旅はここオースティンで結実し、世界ランクトップ50入りを果たしてオーガスタ行きを決めたのである。

「(海外に)行っていなかったら、(世界ランクの)ポイントも稼げなかった。こういうふうにマスターズに入る日本人はいなかったと思う。『行けたら、こういう例もあるんだよ』と、若手にも見せたかった部分がある」

あのとき、そう残した言葉をどれだけのプロが受け止めたかは定かではないが、今年、日本人として谷原以来のグループステージ突破選手になった金谷拓実もまた、似た境遇にいる。

すでにマスターズの出場権を手にしているとはいえ、近い将来の海外ツアー進出を目指して年明けからハワイ、中東、米本土を渡り歩いてきた。「ハワイから中東への移動は結構大変でした。でも、チャンスをつかまないといけないので」と前だけを見つめて。外国人選手にパワーでは太刀打ちできないことを受け入れ、粘り強いプレースタイルで勝ち上がった。

決勝トーナメント1回戦はコーリー・コナーズ(カナダ)が相手。準々決勝はアブラム・アンセル(メキシコ)とコリン・モリカワの勝者とぶつかる。勝てば1日2マッチの長丁場になるが、「どの選手も条件は一緒。格上の選手たちばかり。自分のやるべきことをやり続けたい」と言い切った。

谷原は当時、このWGCでの4位の成績を足掛かりに欧州ツアー進出を果たした。金谷は同じ広島出身、東北福祉大OBの後輩に当たり、小学生時代には谷原主催のジュニア大会で優勝したこともある。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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2022年 WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー



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