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2022年 JTBCクラシック presented by バーバゾル
期間:03/24〜03/27 場所:アビアラGC(カリフォルニア州)

「どうやって入れりゃあ…」渋野日向子は自虐節連発も薄氷の通過

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 2日目(25日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

ポアナ芝のグリーン上で渋野日向子は出だしから表情を曇らせた。2ホール目の11番(パー3)で右カラーからパターを握ったが、上って下るラインを大きくショート。“3パット”でボギーが先行した。

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ショット面のスタッツは前日を下回っても大きくブレる場面はなく、14番(パー3)、15番と2連続バーディを奪って浮上への期待も膨らんだ。しかし、17番(パー5)で短いバーディパットを外すと、18番は下りを打ち切れずに3パット。折り返して2番も右からロングパットをしっかり打ったが、返しを外して通算イーブンパーのカットライン上まで後退した。

午後組の初日に比べれば、まだ“おとなしい”午前のポアナ芝に手を焼いた。「きのうはスタートが遅い分(ポアナで)ポコポコしているので、自分が狙ったところにしっかり打ち切るというのを最後までできていた。きのうほど割り切れていなかったのかな。何回打ってんだよって感じですよね。流れ的には予選落ちまっしぐら、みたいな。3パットはプッチーンってきちゃうけど、なんとかボギーボギー(の連続)だけはやらないようにっていうのは思っていました」

爆発しそうになる感情を必死にこらえ、7番で残り100ydから52度で奥のピンに距離感を合わせて久々のバーディ。“貯金”ができたことで続く8番(パー5)は池越え2オンのリスクを回避し、3打目勝負を選んだ。狙い通り1mに絡めたものの右に外し、返しも同じくらいの距離を残して冷や汗をかくパーどまり。「まあまあ右に出しましたね、サヨナラ~って。(パーパットを)打つ前から3パットの予感はしてました(笑)」。8番を含めて再三チャンスを作ったパー5だが、2日間でバーディを奪えていないことが悔しい。「(チャンスを作るまでの)攻め方はいいので、もうちょっと。あんだけ寄っても入らないなら、どうやって入れりゃあいいんだって…」と自虐節が止まらなかった。

2日間のパット数は「35」と「34」。グリーン上の苦戦を物語る数字と裏腹の通算1アンダーは安定してグリーンをとらえられている証拠でもある。「あと2日間でパー5が8ホールあるので、1個は獲りたい!」。控えめな意気込みを上回るバーディ量産で鬱憤(うっぷん)を晴らしたい。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

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