デシャンボーは圧倒的1位だが…米国男子ツアー平均飛距離ランキング
2021年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/11〜03/14 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
まさかの1打目“チョロ”で飛距離142yd デシャンボーは2連勝ならず
◇米国男子◇プレーヤーズ選手権 最終日(14日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)
2週連続優勝を狙ったブライソン・デシャンボーは前半にスコアを伸ばしあぐね、「71」で通算12アンダーの3位タイに終わった。
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まさかの一打に周囲がざわついた。前半4番、UTを強く打ち込んだ第1打はライナー気味に飛び出すと100ydほど先でバウンドし、ラフを勢いよく転がって正面の池に入った(飛距離は142ydと記録)。まさかの“チョロ”から、ドロップ後の4Iでの3打目は大きく右へ。「オーマイガー」と声を上げた。
Bizarre happenings in the final pairing. pic.twitter.com/c7x6LNvFFC
— PGA TOUR (@PGATOUR) 2021年3月14日
「低い球を打とうと思ったんだけど、ヒールのちょっと上に当たってしまったみたい。いわゆるトップではなかった。薄く当たって、スピンがかからず“ナックルボール”な感じかな。トップだったら芝の上に残っていたかもしれない。あんなの試合ではやったことなかった」。グリーン右サイド、松の枯葉が敷き詰められたエリアからの見事なアプローチを含む5オン1パットは“ナイスダブルボギー”だった。
序盤のつまずきは痛く、2打目をピンそば3mに絡めた終盤16番(パー5)のイーグルも実らなかったが、「きょうはパットが入らなかっただけ。自分にはあまり合っていないコースで良いプレーができたのは、大きな収穫だ。良いパットをたくさん打ったけど仕方ないね」と気持ちを切り替えた。
「JT(ジャスティン・トーマス)のバックナインのプレーには脱帽。すごく印象的で、あれこそ彼が長いあいだ、世界のベストプレーヤーのひとりであり続ける理由だ」。逆転劇の主役に賛辞を送った。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)