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2021年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/11〜03/14 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)

マキロイの言葉に胸熱 デシャンボーはウッズ以来の“連勝”へ

◇米国男子◇プレーヤーズ選手権 3日目(13日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

ブライソン・デシャンボーは3mのパーパットを沈めて、拳を3回振り下ろした。「ポジティブな気持ちが湧いてきた。締めくくり方が気持ちいい。あしたはすごく大きなチャンスになる」という最終18番のフィニッシュ。外せば最終日最終組からはじき出され、リー・ウェストウッド(イングランド)との“再戦”は実現しなかった。

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通算11アンダーの2位。「アーノルド・パーマー招待」に続く2連勝を目指して、まず倒すべきは2ストローク前にいる47歳。ロングドライブが存分に生かせる前週のコースとは違い、TPCソーグラスは狙いどころがより絞られ、より精度が問われる。デシャンボーは今週パーオン率85.19%(全体1位)、2日間ノーボギーのウェストウッドのことを「ミスター・コンテンシー(一貫性、安定性)」と表現した。

「ドライバーもアイアンショットも素晴らしく、必要なパットを決める。僕は幸運にも先週は勝てたけれど、あしたはすごいバトルになる」。また、ベテランの「秘密兵器」をガールフレンドだと分析。「ヘレン(・ストリーさん。フィットネスインストラクターでキャディも務めている)の存在は大きい。彼の平常心を保って、やるべきことに集中させている」

フロリダ州内で行われるアーノルド・パーマーのホスト大会と、この“第5のメジャー”を連勝すれば2001年のタイガー・ウッズ以来となる。努力でつかんだパワーを武器にツアーを席巻する今、視線を一身に浴びている。

予選落ちした元世界ランク1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は2日目のプレー後、不振の原因にスイングのスピードアップへの取り組みを挙げ、「関係ないと言えばウソになる」とデシャンボーに刺激されていることを認めた

その言葉を聞いた“ゴルフ科学者”は思わず胸を熱くした。

「僕は誰かに影響を及ぼそうとしているわけじゃない。自分のゴルフのためにできるだけ遠くに飛ばそうと思っただけなんだ。真っすぐ、遠くに打つためだけに、たくさんの中から“変数”を見つけようとした。それを試す人もいれば、そうしない人もいるし、誰かの助けになることもあるかもしれない。実際のところは分からない。でも、ロリーのコメントには本当に感謝している。なんだか涙が出そうな気持ち。毎日、頑張る理由にもなる」と喜びをかみしめた。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)

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