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堀琴音「50点でもいいやという気持ち」で3年半ぶりトップ10入り

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 最終日(14日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

主催者推薦出場の堀琴音が、この日ただ一人ボギーなしでプレー。1バーディ「71」で回り、通算3アンダー8位に入った。レギュラーツアーでトップ10入りは、2017年9月の「マンシングウェアレディース東海クラシック」(8位)以来。「涙が出そうです」と素直に喜び、「ノーボギーで回れたのは何年ぶりだろう。それが一番うれしい」と笑みを浮かべた。

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赤黒ウェアに身を包み、「タイガー・ウッズみたいですね。気持ちが締まりました」と15位から出た最終日。「ショットが悪かったのが、徐々にアイアンから良くなってきた」とパーを並べ、パー5の7番で唯一のバーディを奪った。「ドライバーに関しては気持ち悪い感覚があって、試合で 100 点を求めすぎていたので、60 点、50 点でもいいやという気持ちを持った」ことが奏功した。

ドライバーショットはドローの球筋にこだわっていたというが、「フェードの方が打ちやすいと思って変えたことが良かった。まだ完成していませんが、フェアウェイに飛ぶようになったので、成長したと思います」と、この日のフェアウェイキープ率は85.7%。確かな手応えを感じている。

昨年出場したレギュラーツアー3試合はすべて予選落ちも、前週の今年初戦(54位)で約2年ぶりに決勝ラウンドに進んだことが自信につながっている。「これまでやっていたことが間違っていなかったという安心と、これから楽しみだなという気持ちがあります」

ツアー2勝の姉、堀奈津佳も今大会で約3年ぶりに予選を通過。38位から出たこの日は最終9番で唯一のボギー(3バーディ)としたものの23位と、姉妹で調子は上向きだ。今後も主催者推薦での出場となる25歳は「一戦一戦が無駄にできません」と気を引き締める。次戦は「KKTバンテリンレディス」(4月16日~18日/熊本空港CC)に出場予定。「それまでに完成度を高めたいです」と意欲も復活した。

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