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2021年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード
期間:03/04〜03/07 場所:ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)

47歳ウェストウッドが惜敗 デシャンボーの個性を称賛

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 最終日(7日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)

27歳のブライソン・デシャンボーを、親子ほど年の離れた47歳のリー・ウェストウッド(イングランド)があと一歩のところまで追いつめた。首位から出て「73」とスコアを落とし、通算10アンダー2位に終わった。

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悔やむべきは1打ビハインドで迎えた終盤16番(パー5)。デシャンボーが第1打をバンカーのアゴ近くに入れてパーどまりだったところで、ウェストウッドもスコアを伸ばせなかった。1Wショットをフェアウェイに置き、2打目をグリーン手前に運びながら1m強のバーディパットをカップ右に外した。

望みをかけた最終18番では、1Wショットがフェアウェイの打球痕にハマる不運。「これ以上のことは望めない。僕たちは素晴らしい戦いをした」と受け入れた。

2年後の春にはシニア入りする。昨年、欧州ツアーの年間王者を11年ぶりに戴冠するなどまだまだ元気。デシャンボーを「見ていて最高に楽しかった。彼の身体を見れば明らかで、ジムで懸命に鍛えて、遠くに飛ばす技術を磨いている。あれほど飛ぶのに(それでいて)真っすぐ打つのは並大抵のことじゃない。ゴルフコースをパワーで制圧できる」と絶賛した。

最近はゴルフ団体による飛距離抑制への動きがある中、ウェストウッドはデシャンボーのパワーを「個性」と尊重。「彼は9番、15番でラフから素晴らしいショットを打った。ボールがどうやって出るか、ライの判断もゲームの一部」という。若い選手たちとのプレーを「様々な組み合わせがあって、見ていて楽しい」と喜んだ。

ウェストウッドも早くからウェートトレーニングに熱心な選手のひとりとして知られてきた。キャディを務めるガールフレンドのヘレン・ストリーさんはフィットネスインストラクターでもある。

「僕だって、自分のことをショートヒッターだとは思わないよ。16番では350ydくらい(343yd)飛んだ。パー5の2打目をウェッジで狙えたんだ。それにしても、ブライソンの風の中でのアイアンショットは力強くて印象的だった」と次世代のパワーヒッターとの対決を大いに楽しんだ様子だった。

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