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PGAツアーの世界的発展に寄与 ティム・フィンチェム氏が世界殿堂入り

米フロリダ州に本部を置く世界ゴルフ殿堂は20日、PGAツアーの前コミッショナー、ティム・フィンチェム氏の2021年殿堂入りを発表した。72歳。同年度の受賞者はタイガー・ウッズ女子アマチュアの故マリオン・ホリンズに続く3人目。同ツアーおよびプロゴルフの世界的な発展への貢献が高く評価された。

弁護士でかつてはジミー・カーター元米大統領の経済顧問も務めたフィンチェム氏は、1994年にツアーの第3代コミッショナーに就任。その後のウッズ人気を支えに、テレビ、データ戦略を強化して各大会の賞金額を高騰させた。

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90年代に「プレジデンツカップ」、世界選手権シリーズ(WGC)の立ち上げに尽力し、2007年には現在年間王者に1500万ドル(約16億円)のボーナスを付与するPGAツアーのポイントレース「フェデックスカップ」を設立。また、カナダ、南米、中国など海外にもまたがる下部ツアー組織の充実を図った。17年1月に現在の第4代コミッショナー、ジェイ・モナハン氏に引き継ぐまで22年にわたって同職を務めた。

フィンチェム氏は「ゴルフ界の伝説的な選手や貢献者と並ぶ殿堂入りは最高の名誉。身に余る光栄で家族やゴルフ界の友人、私をサポートしてくれたたくさんの人々とともに喜びを分かち合いたい。とくに全世界、全世代の偉人であるタイガー・ウッズと同じ2021年に隣にいられることが何よりも誇らしい」とコメントした。

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