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キャディバッグを担いでマンデー突破 “旅人”もビックリな桂川有人の「伝説」

◇国内&欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 最終日(28日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)◇晴れ(観衆8020人)

優勝を決めた桂川有人がクラブハウスへ引き揚げてくると、ひとつ前の組でプレーを終えた川村昌弘が待っていた。日本におけるDPワールドツアー(欧州ツアー)のパイオニア的存在からの祝福だった。

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久常涼星野陸也中島啓太…。昨年から相次いで誕生している欧州での日本人優勝者は、そろって川村への感謝を口にする。そんな“旅人ゴルファー”が、桂川の欧州挑戦に太鼓判を押す。

「日本は1年だけで、すぐに米国(下部コーンフェリーツアー)に行きましたよね。『行きたい、行きたい』と言う子はいっぱいいるけど、ホントに行った子はそんなにいないはず。自ら行動した子がチャンスをつかむんだなと思います」とたたえた上で、「僕から教えることなんてないと思いますよ。もっと過酷なツアーを1年間戦ってきている。何の心配もないんじゃないかな」。優しい目でうなずいた。

川村が「僕らの間では“伝説”になっている」と笑いながら明かしたのは、桂川の米国転戦時のエピソード。下部ツアーを戦いながら、昨年7月のPGAツアー「ジョンディアクラシック」のマンデートーナメントにチャレンジ。プロキャディでも決して楽ではないツアーバッグを自ら担いでプレーし、予選会を突破してみせたというから驚く。

有資格者を除くポイントランクの上位10人がPGAツアーの出場権を手にする欧州に対し、コーンフェリーツアーはトップ30が昇格できる。「僕は枠が多いと思って(米下部に)逃げた」と謙遜するが、そんな生易しい挑戦だったはずがない。

壁に跳ね返され、日本に腰を据えて海外を目指すという決断も、最高の結果で報われる。「中途半端になりそうで、気持ち的にもモヤモヤな感じだった。米国での経験もこの優勝につながったと思うし、(日本からやり直す)目標を定めてやって良かったなと思います」。次に狙うのは海外で行われる試合での優勝、その先には最高峰PGAツアーがある。苦しくても抱くことをやめなかった夢が、現実味を帯びてきた。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)

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2024年 ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!



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