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2018年 全英リコー女子オープン
期間:08/02〜08/05 場所:ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)

1打差2位 比嘉真美子のハプニングに動じない強さ

◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 初日(2日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)

4年ぶり3度目の出場となった比嘉真美子が7バーディ、1ボギーの「66」で回り、首位と1打差の6アンダー2位につけた。ロストバゲージ(荷物の紛失)によりキャディバッグは前夜に到着。自らのクラブで事前練習を行えないハプニングにも動じなかった。

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朝からの雨は止み、好コンディションになった午後0時38分。前半2番、3番ともに5m以上のバーディパットを決め2連続バーディ。「グリーンは重かったけど、ショットも含めてリズム良くできた」。その後も流れを切らずにバーディを重ね、同組のリディア・コー(ニュージーランド)から主役の座を奪った。最終18番では5mのパーパットを流し込み、笑みを浮かべた。

コース内に点在する174個のポットバンカーを前に冷静な判断力。「とにかくバンカーに入れないことが重要」。ティショットでクラブを使い分け、この日バンカーに捕まったのは1番(パー3)の1回だけ。「長いホールでも刻んだり、うまく(バンカーを)避けたりできた」と胸を張った。

開幕前にはトラブルに見舞われた。経由したドイツの空港で、荷物の行方が不明になった。契約するピンの担当者に同じモデルのクラブを用意してもらったが、手に馴染んだクラブでの練習はなし。昨年極度のスランプを克服した24歳は「こんなこともあるのか、と。ただ小さな問題ではないけど、クラブよりもまずは私が自信を持った状態で初日を迎えることが1番だから」と笑って受け流してきた。

目標は、初出場した2013年大会のメジャー自己最高7位を上回ること。国内ツアーの賞金上位者の資格で出場する比嘉は、今季当初から今大会での活躍に照準を定めてきた。「初めて出たメジャーだから、もう一度この舞台に立つことを目標にしてきた。自分のベストを尽くして大切にプレーしたい」。(イングランド・リザムセントアンズ/林洋平)

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