上原のキックは海堀にも負けてない！

31日に開幕する海外女子メジャー初戦「ANAインスピレーション」の会場となるカリフォルニア州のミッションヒルズCC内にあるアーノルド・パーマーコースで29日、フットゴルフの日米エキシビションマッチが行われた。

日本チームは大山志保、上原彩子に加え、「なでしこジャパン」から2011年サッカーワールドカップ優勝メンバーの海堀あゆみさん、04年のアテネ五輪出場経験を持つ小林弥生さん。米国チームはポーラ・クリーマー、ジェシカ・コルダ、澤穂希さんのライバルで伝説的なFWのアビー・ワンバックさん、元米国代表キャプテンのジュリー・ファウディさんが参加した。

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1ホールを2ホールに区切って、特設のグリーンを設けるなどした6ホールでチーム対抗のマッチプレーを実施した。元サッカー選手が蹴るティショットは約80yd前後の飛距離。うまくいった場合、「3オン2パット」のボギーペースだった。ただ、ワンバックさんが2打目を池に入れたり、米国チームがグリーン周りで行ったり来たりを繰り返す場面も見られた。

スタート前の記念撮影。サッカー選手は仲がいい

結果は、日本チームが4勝1敗1分けで勝利した。小学生のころサッカーのクラブチームに所属していたという上原は、みごとなボールさばきを披露。「テレビで見ていた『なでしこジャパン』の選手とプレーできて、楽しかった。勝ったのはチーム力」と話した。巧みなアシストを見せた大山も「楽しかった。もっと飛ばしてみたい」と興奮気味に語った。

フットゴルフは、サッカーボールを蹴ってゴルフをするスポーツ。2009年にオランダでルール化された。グリーン上には通常のゴルフの約5倍となる直径21インチ（53.34センチ）のカップが切られる。12年にはハンガリーで第1回ワールドカップ、今年1月にはアルゼンチンで第2回が開催され、26カ国が参加した。欧米を中心に広まりつつある。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／糸井順子）