米女子開幕戦のコースは難所続き? 世界の名物ホールを再現
2015年 コーツゴルフ選手権 by R+L Carriers
期間:01/28〜01/31 場所:ゴールデンオカラGC(フロリダ州)
「初めてなので新鮮」 宮里美香、ホームで迎えるシーズン開幕戦
フロリダ州のゴールデンオカラGCで28日(水)に開幕する米国女子ツアー「コーツゴルフ選手権 by R+L Carriers」。同州で開幕戦が行われるのは01年以来14年ぶりで、車で1時間30分ほどの距離にあるオーランドに拠点を置く宮里美香にとっては、初めてホームの地で迎えるシーズン初戦となる。
「自分の中では新鮮ですね。ホームでもあるので、良いスタートを切りたい気持ちは強い。やるべきことはしっかりやったので、あとは試合で自信を持ってやるだけです」
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昨季は、米ツアー6年目にして自己ワーストの賞金ランク91位に沈み、シード権(上位80人)を喪失。今季は準シード扱いとなり、出場試合が限られる1年となる。
スタッツの低下で顕著だったのが、宮里の生命線ともいえるショットの精度を示すパーオン率。昨季は「例年より10パーセントは落ちていた」という62パーセントに落ち込み、全体で143位と低調な位置に沈んだ。このオフは、今月2日に日本からフロリダに戻り、時間をかけてスイング固めに注力。「スイングチェックも行い、100yd以内の練習を重点的に行った。すごく充実していたと思う」と、好感触とともに開幕戦の舞台に乗り込んだ。
キャディは、昨年から引き続き加藤大幸さんを帯同。変化といえば、新しいトレーナーを迎えたことと、今季は米ツアー初優勝を飾った12年以来、3年ぶりにクラブの契約をフリーに戻したことだ。アイアンは、優勝時に使用していたミズノ製(ミズノ MP-15アイアン/12年はミズノ MP-59 アイアン)を投入。昨年12月下旬からクラブテストを行い続け、「だいぶ良い感じにはなっている」と、再起をかける7年目のシーズンへ戦闘準備を整えた。
「落ちるところまで落ちたと思うので、あとは上にいくだけ。小さな目標を達成していけば、最終的に優勝できると強く感じている」。まずは今週、フロリダ特有の粘り強い芝質を熟知するホームの利を活かし、スタートダッシュをかけたい。(フロリダ州オカラ/塚田達也)