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日本ツアーと米下部ツアー 有村智恵の選択は?

米国ツアー3年目となる有村智恵が、試練の年を迎えている。

昨季は米国ツアーの賞金ランク106位でシード権を喪失し、ファイナルQTも下位に低迷。今季は出場試合が限られる有村は24日(土)、次週のシーズン開幕戦「コーツゴルフ選手権 by R+L Carriers」の予選会に出場したが、7オーバー「79」をたたき、上位2人に付与される出場ラインに遠く及ばなかった。

「ひどかったです。ダメでした」。開口一番、胸にこもったフラストレーションを吐きだした。「練習場では良い感触が徐々に出ているけれど、いざ試合になると、まだまだ自分のものになっていないことを痛感した」。

現時点でいまだ出場が確定しているトーナメントはなく、第2戦以降も予選会にエントリーする予定。LPGAの予選会は上位2人の通過と定められており、ツアーの舞台に立つ以前に、乗り越えねばならない高いハードルが続く。

好感触を完全なものにするため、今は「実戦と練習を繰り返す」ことにテーマを絞りながら、ツアーの舞台に立つ機会が限られている現実。そんなジレンマを埋め合わす選択肢として、今年まで複数年シードを持つ日本ツアーへの参戦と、今季は20戦が組まれた米国下部の『シメトラツアー』への参戦があるが、有村の心は後者に傾いているという。

「今、自分が抱えている課題が、アメリカでの環境じゃないとクリアできないと思っている。日本でどんなに良い成績を出しても、アメリカに帰ってからも自信を持ってやれるのかというと、多分そうじゃない。アメリカで自信をつけて、アメリカで馴れていくしかないと思っています」

日本ツアーのシードが今年で切れることにも「あまり考えていない」と即答。「腹を据えた気持ちじゃないと、こっちでは通用しないと思う。アメリカに来たとき、中途半端な気持ちが一番良くないとずっと決めていた。アメリカでやるなら、日本のことは忘れようと思っている」。家族やスポンサーの理解と後押しも、有村の決意をより固いものにしている。

「もちろん、スポット参戦はします」と、春先ごろの一時帰国を予定しているが、これはシード確保というよりも、先述した「実戦と練習を繰り返す」ことが目的だという。有村にとって試練の年は、同時に、米ツアーへの思いを貫く覚悟の年でもある。(フロリダ州オカラ/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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