昨年の全米女子オープン覇者のリュー・ソヨン。今年も米ツアーで優勝し、自信を持って臨んでいる。

今年、「全英リコー女子オープン」に初参戦しているリュー・ソヨンは、初日に2アンダーの首位タイ発進を決めた。しかし、大会3日目に行われた第2ラウンドは、「74」を叩いて通算イーブンパーの11位タイに後退。だが、その中身をみると、彼女のすごさが伝わってくる。

10番からスタートしたこの日、18番（パー5）の2打目は、左からの風に流されて2度、OBゾーンへ打ち込んでしまいトリプルボギー。一気に1オーバーへとスコアを落とした。だが、折り返した後半に3バーディを奪って踏みとどまる。「普通、2度もミスをすると精神的におかしくなってしまう。でも、もう一度自分のゲームに集中して、良い仕事ができた」とほほ笑んだ。

先週、韓国ツアーで優勝したばかりで、明日は36ホールの長丁場に挑むリューだが、そんなことにも不安の色は全く見せない。「そういうことに関しては、たくさんの経験があるの。特に2009年、（韓国で）マッチプレーの試合で優勝したけど、その時は45ホールを戦った。だから明日の36ホールを楽しみたいわ」。2つ目のメジャータイトルを、虎視眈々（たんたん）とうかがっている。（英国ホイレイク／今岡涼太）