海外メジャー初出場ながら、11位タイで堂々の予選突破を果たした一ノ瀬優希

今年、「全英リコー女子オープン」に初出場している一ノ瀬優希が、通算イーブンパーの11位タイで、堂々の予選突破を果たした。しかし、ホールアウト直後の一ノ瀬の心境は、それどころではなかった。

17番のティショット、大きく曲がった一ノ瀬の球は女性ギャラリーの頭にぶつかってしまう。血を流して倒れる女性。走って駆け寄った一ノ瀬は動揺を抑えられず、ホールアウト後には涙があふれた。それでも、すぐにドクターが駆けつけて応急処置をし、ホールアウト後に安定した容体を聞くと少しずつ平静を取り戻した。

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「今日も落ち着いてゴルフができました。海からの風が強くて我慢、我慢のゴルフだったけど、初日バンカーに入れてしまったので、それだけはしないようと思って。毎ホールパーを拾うことだけを考えてやっていたら、結果的にパープレーで回れました」。

「当てた人のことを考えて、あまり振れなかった」という18番もパーで切り抜けた一ノ瀬は、上位で決勝ラウンドに駒を進める。明日の36ホールに向けての意気込みを聞かれると、「私よりも、キャディさんがかわいそう。18ホールでも頭を使って、体力も使うのに・・・」と、キャディのデイナの心配を真っ先にしていた。（英国ホイレイク／今岡涼太）