初出場で「ここ最近で一番いいスタート」 原英莉花の好発進をアシストした出会い
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 初日(9日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6479yd(パー71)
何度も右こぶしを握った。原英莉花は前半16番(パー3)でグリーン右バンカーから、58度のウェッジで直接沈めるバーディを奪い、続く17番では4mのフックラインを沈めてガッツポーズ。6バーディ、2ボギーの「67」をマークし、初出場大会にして8位の好位置でスタートを切った。60台でのラウンドは、個人戦では5月「クローガー・クイーンシティ選手権」最終日の「66」以来。「最近はずっとオーバーパーが続いていたので、アンダーパーで回れたのは良かった」と、安堵の表情を浮かべた。
課題とするドライバーショットは、まだ本来の状態ではない。この日のフェアウェイキープ率は53.85%(7/13)にとどまった一方、グリーン上でスコアメークした。後半5番(パー3)では、ピン奥6mからスライスラインを沈めきった。6、7番はファーストパットの距離感が合わずに連続3パットを喫したものの、パー5の最終9番で4mのチャンスを決めて嫌な流れを断ち切るなどパット数は「27」。前戦「全米女子プロ選手権」から投入したトゥーロンのプロトタイプのパターに好感触を抱いている。
24年末の最終予選会(Qシリーズ)の会場だったマグノリアグローブGC(アラバマ州)で、ブランドを主宰するショーン・トゥーロン氏と知り合った。その後も連絡を取り合い、折に触れてパターを送ってくれるようになったという。2週前に届いたのが、いま使用する一本。「まっすぐ向けるのが一番」と、構えやすさがスイッチの決め手になった。
「ここ最近では一番いいスタートが切れた」。直近3試合は予選落ちと苦しんでいただけに、メジャーでの好発進は自身を勇気づけてくれる。それでも27歳に順位ほどの高揚感はなく、ホールアウト後にはそのまま練習場へと向かった。「ミスパットも5つぐらいあった。その辺はしっかりしたい」と。その反省を、残り54ホールへの伸びしろとする。(フランス・エビアン/中村文香)