2026年 アムンディ エビアン選手権

「残念だなって…」シード圏内の原英莉花が抱える葛藤 初エビアンを浮上のきっかけに

2026年 アムンディ エビアン選手権 事前 原英莉花
初めてのエビアン選手権に挑む原英莉花

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(7日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6479yd(パー71)

フランスで唯一開催されるメジャーに出場するのは初めて。風光明媚なリゾート地エビアン・レ・バンが舞台でも原英莉花のスタイルはぶれなかった。開幕4日前の5日(日)にエビアン入りすると、すぐにコースへ繰り出した。もともと観光をするタイプではない。「こっちに入って街に出ていない」。コースと宿舎を往復する日々のなか、27歳は懸命にきっかけを探している。

2026年 アムンディ エビアン選手権 事前 原英莉花
レマン湖を望む街にはまだ一度も出ていない

下部ツアーから昇格を果たし、米ツアー本格参戦1年目。5月に2度9位に入るなど、現在ポイントランクは50位につける。シーズンを通して安定的に出場が望める同80位以内の「カテゴリー1」、いわゆる“フルシード”の圏内だ。しかし、本人の受け止めは数字とは少し異なる。6月のメジャー第2戦「全米女子オープン」出場を逃し、「しっくりこない中でもなんとか成績をつなぎ留められていたところもあったけれど、気持ちの面も下がっちゃって…」。直近3試合は連続予選落ちと6月は1度も決勝に進めず。「自分を認めてあげられない中でも、ツアーが続いていく感じが残念だなって思い続けている」と苦しい胸の内を吐露した。

2026年 アムンディ エビアン選手権 事前 原英莉花
葛藤を抱えている

特に苦戦しているのがティショット。「ヒールにしか当たらなくて…」。昨年から使っていたヘッドを変えた際、同時に変わったグリップの向きに違和感を覚えた。もう一度、シャフトごと差し替えてもらうも今度はグリップ下のテープの巻き数が多く、普段より太くなったことで感覚が大きく変わってしまったという。同じ「ベンタスブルー」ながら、新たなグリップをつけたシャフトがこの日の夜に到着する予定。フェアウェイが狭いコースだけに、開幕までの調整がカギを握る。

2026年 アムンディ エビアン選手権 事前 原英莉花
試練も糧に

苦しい思いを抱えていても、悲観的になるばかりではない。前年大会をプレーオフの末に制したグレース・キム(オーストラリア)の優勝シーンの動画は、いまも目に焼きついているという。練習ラウンドで18番(パー5)を回っているときに、その情景が思い浮かんできた。「劇的な最終ホールだった。私も最終日に良い戦いをしたい」。そう強く思う。課題を抱えながら迎えるメジャー。苦しい状況を打破するきっかけを求めながら、初めてのエビアンの舞台に挑む。 (フランス・エビアン/中村文香)

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