西郷真央がクレバーな攻略で示した成長 メジャー覇者が感じた4年前と違う景色
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 初日(9日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6479yd(パー71)
もう少し、伸ばせた感覚はある。それでも、西郷真央は5バーディ、ボギーなしの「66」に納得はしている。「ショットから考えたら全然ですけど、でも、ショットを18ホール維持することが大事。それはしっかりとできたかなと思う」。グリーン上で決めきれぬもどかしさは抱えつつも、パーオン率94.44%(17/18)と高水準のショットでチャンスを作り続けた。
米ツアー初優勝を25年「シェブロン選手権」のメジャー制覇で飾った24歳は、本格参戦3年目の今季も5大大会に重きを置いてきた。しかし、ここまで3大会で30位以内がない。「やりきれなかったというか、もっとスコアをまとめられたらというのがあった。そういう悔しさを、残りのメジャー2つにぶつけたいと思っていた」と明かす。
エビアン選手権は、初出場だった22年大会では決勝ラウンドで「65」「64」をマークして3位に入っている。ただし、特段相性の良さを感じているわけでない。だからこそ、マネジメントを徹底した。「良いイメージが湧かなかった」とドライバーを握ったのはわずか3回。状況に応じてクラブを選び、リスクを抑えるクレバーな戦略が3打差3位発進につながった。
4年前の3位は、最終日15位からチャージを見せた結果だった。「あの時の自分の技術レベルを考えると上出来だった。でも、優勝争いをしての3位ではない。優勝争いをしつつ、上位で上がれる方が自分はやりがいを感じるので」。メジャー覇者となった今、見える景色は変わった。残り54ホール、今度は優勝争いのど真ん中で4日間を戦う。 (フランス・エビアン/中村文香)