フランスパンは硬くて食べられないけれど…山下美夢有の気持ちが高まるエビアンの舞台
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(8日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6479yd(パー71)
“ご飯派”の山下美夢有は、フランスパンは硬くて「食べられない」と笑う。それでも、唯一フランスで開催されるメジャーは毎年楽しみにしている大会だ。「すごく楽しみにしていた大会。着いたらやっぱり景色もすごく綺麗で。毎年この大会は上位にいきたいというか、気持ちが入ります」。昨年制した「AIG女子オープン」(全英女子)に続くメジャータイトルが懸かる一戦へ、言葉の端々から高揚感が伝わってくる。
2023年に初出場し、48位、39位、14位と年々順位を上げてきた。毎年エビアンリゾートGCが舞台とあって、コース攻略法を蓄積できたことが大きいという。「1、2回目はセンターを狙ってパーを獲りにいくようなゴルフが多くて。去年からはピンを攻めるというか、(グリーンに)傾斜がある中でもあまりそれを使わずに打つような意識でやっています」。そこを今年はさらにアップデート。暑さの影響もあり、水が多く撒かれたグリーンは例年より軟らかく「ピンハイを狙っていく」とショットメーカーが宣言した。
3週前に「マイヤーLPGAクラシック」でツアー3勝目を挙げ、直近のメジャー「全米女子プロ選手権」では日本勢トップの12位と好調を維持している。前週のオープンウィークは帰国せず、米国に残ってアプローチなど主にショートゲームを仕上げてきた。「優勝できたことで少し自信になった。でも、やっぱり上には上がいる。そこについていくじゃないけれど、自分自身がレベルアップをすれば、そこでの優勝争いにも絡めてくるのかな」。24歳の視線は、さらに上にある。
米本土のメジャーとは異なり、傾斜地が多く、飛距離よりも高いショット精度が要求されるコースは望むところ。「ベストを尽くせるように。メジャー大会なので、良い結果を出せるように頑張りたいと思う」。日本勢最上位となる世界ランク8位は、そう決意を口にした。(フランス・エビアン/中村文香)