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2023年 ショップライトLPGAクラシック by Acer
期間:06/09〜06/11 場所:シービュー ベイコース(ニュージャージー州)

苦い記憶の残るポアナ芝 古江彩佳はV争いも「悔しい」連続ボギー

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 最終日(11日)◇シービュー ベイコース (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

5打差の10位から出た古江彩佳は一時トップに2打差まで迫ったが、終盤にボギーを重ねて失速。5バーディ、4ボギーの「70」とし、通算7アンダーの14位で大会の幕を閉じた。連続トップ5入りも3試合でストップした。

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距離の短いコースだけに、ビッグスコアも期待できた。「簡単ではないけど、バーディが取れるホールがあるのは分かっていた。できるだけ自分の順位を上げることだけを考えながら」とティオフし、予選2日間はともにパーだった前半3番のパー5でバーディを奪取。2mのバーディパットはカップ内でクルリと回るほど勢いよく飛び込み、「気持ち的に、バーディを取りたいというので行っちゃった」と闘志はみなぎっていた。

5番、9番(パー5)とスコアを伸ばし、首位と3打差でハーフターン。後半も10番、12番とピンに絡めてバーディを重ねた。古江の後ろに控える4組の後続にプレッシャーを与えるかのように、トップを走るキム・ヒョージュ(韓国)とアシュリー・ブハイ(南アフリカ)に2打差まで迫った。

大きく流れを崩したのは、13番で2m弱を外した3パットボギーを喫してから。次の14番でもファーストパットを2mオーバーさせて連続の3パットボギー。15番(パー3)も約2mのパーパットがカップ右端に蹴られて3連続ボギーとした。「上ってから下ってのラインだったりで、タッチがすごく難しかった」。優勝争いに加わった終盤での後退に「悔しい」と振り返った。

それでも、クセの強いポアナ芝のグリーンで優勝争いを演じた経験は大きな意味を持つ。メジャーを除く“平場”の試合で初めて予選落ちした4月「DIOインプラントLAオープン」もポアナ芝が混じるグリーンだった。コースは異なるが、対応しきれずに涙を流した芝と同種類。「そういう面ではうまくラウンドはできたかな」と収穫を感じつつ、「でも攻略は…しきれてはいない。パターを打つことが大事だと思っているので、しっかりパーオンしてバーディパットを打てるように回数を増やせれば」と続けた。

7月6日に開幕を迎える「全米女子オープン」の会場、ペブルビーチGL (カリフォルニア州)のグリーンもポアナ芝だ。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)

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