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畑岡奈紗は「68」も上位遠のく「あと2日あると信じて伸ばしたい」

東京五輪 女子2日目(5日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)

前日のラウンド終了後、大会が54ホール短縮になる可能性もあることが選手たちへ通達された。「きょう伸ばさないといけないと思った」と、2日目を16位から出た畑岡奈紗。この日は4バーディ、1ボギーの3アンダー「68」としたものの、フィールドの平均スコアは初日より2ストローク低い「69.7」。11位タイへ順位は上昇したものの、首位との差は4打から9打に開いた。

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「素振りの感覚は良くなっているけれど、いざボールを打つときに力みが出ているのか、始動で思ったところに上げることができていない。そこが、いまいち気持ちよく振り切れていない原因なのかな」と首をひねる。2日間のフェアウェイキープ率は60.7%(17/28)に低迷し、乾いて硬くなったグリーンを攻略するのは容易ではなかった。

いくつかのホールでティイングエリアが前に出され、総距離は初日より約200yd短くなった。「きょうはパー4でもティが前に出ていたり、チャンスホールがたくさんあった。その中で、3つで終わってしまったのはちょっと残念」と肩を落とす。同組で世界ランク1位のネリー・コルダが、最終ホールをダブルボギーとしながら9アンダー「62」をたたき出しただけに、「自分のバーディをネリーに持っていかれた感じはありますね」と苦笑するしかなかった。

明日に向けて、ティショットの修正を第一の課題とした。「自分の思った球筋に打てていないし、パワーをうまくボールに伝えきれていないので、本来に比べて1割くらい飛んでいない」と悔しがる。競技短縮も見据えて伸ばしたかった2日目に痛恨の足踏み。「でも、まだあと2日あると信じて伸ばしていきたい」と、畑岡は天に祈った。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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