2021年 東京五輪

世界1位もびっくり? 畑岡奈紗とチームジャパンの暑さ対策

2021年 東京五輪 初日 畑岡奈採 ネリー・コルダ
ネリー・コルダも畑岡奈紗のアイスベストに興味津々

◇東京五輪 女子初日(4日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)

11番ホールのティショットを終えると、畑岡奈紗はシャツの上に青色のベストを着込んだ。それを不思議そうに見つめる世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)。「アイスパッド?」と聞くコルダに「イエス!」と笑う畑岡。そっとベストに触れたコルダは、その冷たさに「ワォ」と感嘆の声を上げた。

実はこれ、チームジャパンが用意した暑熱対策の1つで、アイスベスト(コールドチャージベスト)と呼ばれるもの。ベストの中にキンキンに冷えた8つの保冷剤を入れることができ、炎天下でも体温を下げることが可能になる。午前スタートのこの日は11番と14番のティショット後にセカンド地点までの数分間着用し、ホールアウト後もすぐに着用した。

ほかにも内部から体温を下げるために、凍らせて飲む「ポカリスエット アイススラリー」を5番、10番、15番ホールで取り、コースから宿舎に戻るとまず身体にたまった熱を放出するために、氷を入れて15度~17度ほどに冷やしたアイスバスに下半身を浸している。

畑岡に帯同する栖原弘和(すはら・ひろかず)トレーナーによると、通常のケアやトレーニングに加えて、今週は暑熱対策がパフォーマンス維持のために重要という。体重の2%以上の水分量を失うとパフォーマンスが低下すると言われており、尿比重をチェックして身体から失われた水分量を確認することも畑岡の日課という。

稲見萌寧もアイスベストやアイスバスを使って、暑さ対策に努めている。すでに熱中症で2人のキャディが離脱した今大会。各国の暑さ対策もメダルの行方を左右しそうだ。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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