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悔しさ残る3アンダー 渋野日向子「気持ちよく終わりたかった」

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 初日(8日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd(パー72)

最終18番(パー5)を3パットのボギーとして、渋野日向子は「イライラしかないですね…」と苦々しげな笑みを作った。6バーディ、3ボギーの「69」、首位と2打差の3アンダー9位ながら、「もうちょっと気持ちよく終わりたかった。パットが入っていれば、そのくらい(5アンダー)出せたと思う」と混戦に飲み込まれたことを悔しがった。

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同組のレキシー・トンプソンにティショットでは20、30ydの差をつけられた。「距離の差がやばい。『すごい』って言いながら回っていました」というが、好調なショットで自身も多くのチャンスを作っていった。

前半は惜しいバーディパットを決めきれない場面もあったが、9番でチップインバーディを奪うなど、11番までに4アンダー。逆に後半は、1パットのパーが3回と「耐えられるところは耐えたし、ナイスパーも結構あった」と粘りを見せた。

16番(パー3)では、ティショットをグリーン奥のラフにこぼし、2打目は手前に向かって傾斜したグリーンへ打ち上げとなるアプローチ。前週、台湾で練習してきたというロブショットで、「欲を言ったらもう少し寄せたかったけど…65点」と4mにつけると、これをねじ込みパーセーブ。「よく載せて、よくしのげた」とうなずいた。

今週から、パターのライ角を1度アップライトに変えている。「前より少し構えやすくはなったけど、まだスライスラインとかで転がりがあっていない。練習で調整して、あすにつながったらいい」という。

「ちょっと悔しい気持ちがある」と振り返った初日。「この悔しさを明日以降にぶつけたい。きょう以上のスコアを出さないと絶対に上位争いできないので、あすは60台で回りたい」と強い口調で言い切った。(滋賀県大津市/今岡涼太)

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