痛恨ダボから計算ずくのバーディ締め 畑岡奈紗は“一度”のミスを取り返す
◇米国女子◇ロッテ選手権 3日目(3日)◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6530yd(パー72)
痛恨の一打は引きずらない。後半17番、終盤のダブルボギーに繋がるミスが出た。畑岡奈紗が向かい風に対して放った1Wショットが右サイドの池に落ちた。続く最終18番(パー5)は反対方向に折り返すレイアウトで、同じ池が再び右側で口を開ける。今度は、追い風にしっかりのせてフェアウェイへ。3オン1パットのバーディを呼び込んだ。
2打目は4UTと迷った末に5Wでグリーン奥のバンカーまで運んだ。「UTだと花道に届くか、届かないかという距離。あれだけ強く風が吹いていたので、手前からだとアプローチが難しくなると思って。奥からの方が寄せやすいかな」という狙い通りの攻め方だった。「70」で通算11アンダー9位。最終日を見据えれば大きなバーディに違いない。
ムービングデーの2サムを山下美夢有とプレーした。「美夢有ちゃんが午前中にすごく良いプレーをしていたので、少しでも追いつきたいと思っていた。すごくテンポよく回れた」。アイアンショットが飛び過ぎていた傾向は後半にかけて落ち着く。後半16番、フェアウェイからの2打目をピン左3mにつけてバーディ。「左のエッジに向かって真っすぐ打てれば左からの風が持ってきてくれる。『距離感だけ』というイメージでした」と納得した。
フェアウェイキープ率は92.85%(13/14)。失敗は池ポチャの場面だけで、「ティショットは17番以外はすごく気持ちよく振りぬけた」と満足いく点を付けられる。トラブルがありはしたものの、首位とは6打差のポジションを確保した。
昨年は8位、一昨年は4位。優勝こそないものの、秋のホアカレイCCではトップ10を外していない。「フロントナインの方が少し海に近いせいか、風が重たく感じる。どちらかというと、前半のほうが距離感を合わせにくいのかなという印象。アイアンをあまり振りにいかず、ちゃんとコントロールしていきたい」。分析は常夏の島でも細かい。(ハワイ州エワビーチ/桂川洋一)