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<シニアプロが伝授する「いぶし銀の技」で夏ラフを克服>

年齢とともに体力が低下するのは自然の成り行き。だが、体が資本のプロゴルファーにとっては切実な問題だ。「頭は、どんどん経験値を積み重ねているんですから、こんな場面ではこう対処すればいいというアイディアは何通りも思い浮かびますよ」と多くのシニアプロは証言する。ところが、その対処をするための体力がない。

「20代の体と今(50代)の頭脳があれば、何勝もしていたかもしれない」と言うプロもいる。後進の育成とは、そんなベテランプロが若手の体力を借りて、自分の豊富な経験を注ぎ込み、果しえなかった野望を実現させるための行為かもしれない。

このほど東京国際大学の特命客員教授および同大ゴルフ監督に就任した湯原信光も若手育成に熱心なシニアプロのひとりだ。その湯原に就任早々朗報が舞い込んだ。今年のオフにタイで一緒に合宿していた大堀裕次郎さん(大阪学院大学4年生)が日本アマチュア選手権で優勝したのだ。

昨年の日本プロシニアで湯原のキャディを務めた大堀さんは、その沈着なプレーぶりに惚れ込んで押し掛け弟子に。タイの合宿も湯原に誘われて参加した。

日本アマチュアの決勝戦前夜、湯原から大堀さんに電話があった。「優勝トロフィにはオレの名前が刻まれている。お前もそれに続け」と。湯原もまた日本アマの歴代優勝者なのだ。

よくシニアのプレーを「いぶし銀の技」と表現することがある。長年にわたって培ってきたテクニックやコースマネジメントの巧みさ、そして試合運びの冷静さなどが「いぶし銀」の渋い光沢を連想させるからだ。大堀さんも湯原と出会ってから、「状況判断や精神状態から来るミスが減った」と言っている。それまでは「ムラっ気があった」という大堀さんのプレーが変わったのも「いぶし銀」効果のお陰と言ってもいいだろう。

しかし、いくら「いぶし銀」とは言ってもパワーでは若手と対等に戦えない。チームセリザワを率いる芹澤信雄も、「飛距離では敵いませんけど、練習ラウンドのときアイアンでライン出しして打って見せると若手から一目置かれますよ」と言うように、玄人受けする技でこそ本領が発揮される。実はこの芹澤のショット、日本プロ選手権など数々の公式戦で勝利を飾り「公式戦男」と異名を取った金井清一直伝の技なのだ。

まだプロになりたてだった芹澤は、たまたま金井と一緒にプレーする機会があり、あまりの巧みさに教えを乞うて身に付けた技である。その技は、藤田寛之に伝授され、賞金王を獲得するほど磨きが掛けられた。

シニアの技は、とりわけパワーがあまり必要ないアプローチで多彩な技が威力を発揮する。そんなシニアプロの面々に、ラフから打ち方を聞いてみた。

まずは、中日クラウンズの覇者であり欧州シニアツアーで賞金王にもなった海老原清治のラフ対策。

「ラフは抵抗があるから腕だけ打とうとしてもダメです。右肩を使って小さく鋭くターンするんです。このときダウンブローで直接ボールだけを打とうと思わないで、ボールの手前10センチぐらいから芝生ごと持って行けば簡単です」。

ジャンボキラーの異名を持っていた高橋勝成は、「ラフのボールは芝の茎に乗っていて、完全に沈んでいることは滅多にありません。芝の中で浮いているのでティアップしてあるのと同じなんです。だから上からガツンではなくて、下からすくう感じでOKです」と言う。

湯原は、「バンカーショットと同じです。逆目なら入射角を強くして上から打つし、順目ならソールが滑ってくれるから入射角を浅くしてボールの手前のラフをバンカーの砂を切るように取ります」と言う。

まだまだ手ごわい夏ラフのシーズンは続きます。ラフに入ったらこんなシニアの知恵を試してはいかがでしょうか。

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