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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの転換期<上田諭尉>

2007/04/23 01:00

一夜にして人生が180度変わる・・・とは、初優勝をあげた選手がよく言うことだが、開幕戦の「建ホームメイトカップ」で勝った上田諭尉は「・・・ほんとうに、これほどとは思わなかった!」。反響の大きさに驚いた。なんといっても、かかってくる電話の量が凄かった。「こんなに人気があるのなら、次の参院選挙に立候補しようかな、と思ったくらい・・・(笑)」。

話している先からキャッチが入る。切り替えて、別の人と話しているうちにまたキャッチ。そのうち電池がなくなって、充電している間にも鳴りっぱなしだ。留守番電話もあっという間に満杯になって、対応しているうちにまた電話がかかる・・・という具合。

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中には、全く知らない人からのものもあった。「試合を見ていて感動した・・・って言ってくださるのはいいんだけど。あなた誰?なんで番号知ってるの?ってつい突っ込みたくなるのがほとんどなんです」と、苦笑した。

そのほかにもラジオやテレビ、雑誌の取材が殺到するなど、翌週になってもてんやわんやの状態が続いた。「シード落ちしたころは見向きもされなかったのにね。まるで、手のひらを返したみたい」。1勝の重みをひしひしと感じている。

最終日は、再三ティショットを曲げながら、辛くも勝った。それだけに、「あんなゴルフで申し訳ないという気持ちで一杯だ」という。翌週の「つるやオープン」で、ラウンド解説をつとめた羽川豊プロにも言われた。「開幕は、まだみんなが出来上がっていないとき。だからオマエでも勝てたんだ」。きつい励ましの言葉も、「おっしゃるとおりです」としっかりと受け止めた。「もう一度スウィングを立て直して、5月までにもう1勝するくらいの気持ちでやります!」。真の実力を証明するためにも、できるだけ早く次の2勝目が欲しいと考えている。



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