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いぶし銀・渡辺司が2年ぶり勝利「ツアーに必要な人間でいたい」

国内シニアツアー「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」(千葉県、ザ・カントリークラブ・ジャパン)を制したのは、自称“脇役”の渡辺司。2013年10月の「日本プロゴルフシニア選手権」以来となるツアー通算5勝目を飾った。

2位で終えたのは昨季、今季とも2回ずつ。前週の「日本シニアオープン」も優勝争いを演じながら、3位に甘んじた。

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この日、首位で並んでスタートし、最終組で争ったのは今季3勝の室田淳。主役級の“鉄人”に1打リードされた状況から、渡辺は11番、13番、15番と立て続けにバーディを連取し、バックナインで逆転勝利をもぎ取った。

「優勝争いをたくさんするしかない中で、そのうちの1回くらいはもしかしたら結果につながるのかなと。それを実感した」と、控えめに喜んだ。

渡辺は、この日エージシュートを達成した73歳の青木功を師匠とする。22歳で弟子入りしてから今年で36年が経つ。今後の目標を問われると「青木さんにも、いつの日かクラブを置く日が来るので、その時に先にゴルフを辞めていないように頑張りたい」と口にした。

「シニアツアーにとって必要とされる人間になりたい」。いぶし銀の名バイプレーヤーは、記憶に焼きつく舞台をいくつも残している。(千葉県木更津市/鈴木慶祐)

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2015年 富士フイルムシニアチャンピオンシップ



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