ニュース

国内女子の最新ゴルフニュースをお届け

「放映権」問題で揺れた、あの大会の観客動員とテレビ視聴率はどうだったのか

2019/07/03 16:45

2019年の国内女子ツアーは全39試合のうち、第1回リランキングまでの17試合が終了した。ゴルフファンの関心を示す指標として、優勝が決まる「最終日」のテレビ視聴率(視聴率はビデオリサーチ調べ/関東・地上波のみ)と入場者数が挙げられる。ツアー日程発表時に中止とされ、その後に継続が決まった大会を中心に前年と比較、検証してみた。

昨年末の日程発表まで日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と主催テレビ局が放映権の「一括管理問題」で合意に至らず、その後の再交渉で、例年通り開催された大会は、今季ここまで2大会。いずれも日本テレビ系列局が主催の4月「KKT杯バンテリンレディス」と5月「中京テレビ・ブリヂストンレディス」が行われた。

<< 下に続く >>

ファンや選手の後押しもあって継続された熊本でのバンテリンは、前年5.4%から3.9%と視聴率は下がったものの、入場者数は1194人増の1万5975人。勝みなみが今季2勝目を挙げたブリヂストンは逆に入場者数は前年比698人減となったが、最終日の視聴率は前年の4.3%から5.8%と上げた。新垣比菜河本結吉本ひかるら勝と同世代の若手の上位争いが注目を集めた格好だ。

期待外れの結果となったのが、主催者の日本テレビと合意に至らず、その後に継続が決まった5月の国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」だ。大会史上最年少V(20歳178日)で渋野日向子が制し、記録に残る大会となったが、ゴールデンウィーク(GW)の開催だった前年と比べ、入場者数は4日間で8933人減。視聴率も前年の6.6%を下回り、5.1%にとどまった。

関東で地上波放送があった15試合の平均視聴率は5.1%と、前年の同時期と比べて0.1ポイント減。最も高かったのは、鈴木愛が逃げ切り優勝を果たした6月「宮里藍 サントリーレディス」で6.9%(前年7.6%)、生中継で最も高かったのはリランキングの行方が注目された6月「アース・モンダミンカップ」の6.4%(前年5.7%)だった。

入場者数は17試合中、12試合で増加。総入場者数は26万3608人で平均1万5506人(前年25万7592人、平均1万5152人)と微増。前年比で最も増えたのは、昨季の「サイバーエージェントレディス」(静岡)に代わって下部ツアーから“昇格”したGW開催の「パナソニックオープンレディース」(千葉)で、前年比7705人増の1万5157人という結果となった。

関連リンク



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!
これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!