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吉田優利も憧れるテレサ・ルー グランドスラムをかけ決勝ラウンドへ

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(10日)◇茨城GC東コース◇6560yd(パー72)

ツアー16勝のテレサ・ルー(台湾)が「68」をマークし、首位と3打差の7位で決勝ラウンドへ進んだ。出だしの1番(パー5)で3打目を2mにつけ、続く2番(パー3)でも4mにつけて2連続バーディを奪うなど5バーディ(1ボギー)を奪い、リーダーボードを駆け上がった。

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1オーバーで終えた初日のプレー後、「気合が入りすぎるとリズムが早くなって曲がってしまう」とルーティンから始まるすべての動作のテンポをおさらいした。その成果はすぐに表れ、この日は「フェアウェイを外したのは2回だけ」とドライバーショットが冴えた。

4つのメジャーのうち「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」、「日本女子オープン」、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の3つのタイトルを手にしている。今大会を制すればキャリアグランドスラムとなるが、「メジャーで勝つためにはすべてが必要。今の調子だと離れていってる感じ。近くにはない」と弱気だ。それでも「コースが狭いので、まっすぐ曲がらないように、いいテンポをキープしたい」と週末に向けて気合を入れ直す。

2位につけるアマチュアの吉田優利(日本ウェルネススポーツ大1年)が「憧れの選手」としてルーの名前を挙げ、「昔から好きでスイングやプレースタイル、歩くスピード、醸し出す雰囲気が本当に大好き」と話していたことを伝え聞くと、「えっ、本当ですか? どの部分ですか? 光栄です」と目を輝かせた。

前週の「パナソニックレディース」で3勝目を挙げた勝みなみら若手の活躍について、「恐れずに攻めていく姿勢がすごくいい。みんな見ていて楽しい」という。一方で「ただ攻めるだけじゃなくて、守るところも大事」とも。経験を武器に31歳のベテランが対抗する。(茨城県つくばみらい市/柴田雄平)

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