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「カチンときた」鈴木愛 悪天候に耐えて14位で決勝へ

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 2日目(7日)◇小杉CC(富山)◇6605yd(パー72)

猛烈な雨風の中でフラストレーションはたまるばかりだった。午前中にプレーした鈴木愛は18分間の中断を挟んだ厳しい条件下で、2バーディ、1ボギーの「71」。右手首痛の影響で約2カ月ぶりとなった復帰戦で、14位タイで決勝ラウンドに進んだ。

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早朝に降り始めた雨は、時間の経過とともに激しくなった。午前7時半過ぎにスタートした鈴木は、途中からレインウェアに身を包んだ。「(前半)7番とか、11番ではホントに雨風がすごくて『やるんかな…?』というくらいだった」。

2バーディを奪い、“待ちに待った”中断のホーンは午前11時59分。後半16番の第1打を放った後に響いたが、その直後に雨脚は弱まった。「晴れてきたので『(再開して)もう、行こうやぁ』と思ってました。中断するタイミングはそれまでにいくらでもあったのかな…みんなと話しながら思いました」。午後0時17分に再開し、直後の2打目をグリーン手前のラフに外してボギーとすると、思わず「カチンときました(笑)」。最終18番で5mを沈めてボギーを回避し、「最後がパーだったので、きょうは良しとします」と怒りを静めた。

開幕前の目標だった予選通過を上位で果たし、「トップ10を目指します」と次の目標を定めた。鈴木らがプレーを終えた後、午後の空は晴れ渡ったものの、週末の天候も不安定な見込み。「バーディ合戦よりもパーを重ねる方が好き。こういうタフなコースの方が好き。天候が荒れてくれると、他の選手よりもパーを重ねられるかなと思う」。タイトル争いにいきなり加わる可能性も十分だ。(富山県射水市/桂川洋一)

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