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「簡単に勝たせてはダメ」日本の賞金女王・鈴木愛のプライド

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(4日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6715yd(パー72)

13位タイから第2ラウンドを出た昨季賞金女王の鈴木愛は「69」で回り、通算3アンダーの2位につけた。トップで決勝ラウンドに進んだ日本ツアー初参戦のイ・ジョンウン6(韓国)に対し「彼女はすごくうまい選手。ただ、簡単には勝たせちゃいけない」と自覚をにじませた。

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初日は、1ホールを残して日没順延になり「本当はもう1ホールやりたかった。早起きは嫌いですけど、きょうは午前3時40分に起きた」。5時間ほどの睡眠に疲労感を残しながら、未消化分の最終9番をパー。約1時間後に第2ラウンドをティオフし、前半3番(パー5)で4mを入れてバーディを奪った。2オンした5番(パー5)で2つ目。前日と異なる青空の広がった下で、スコアを伸ばした。

後半は15番(パー3)、16番と1mにつけて、2連続バーディで一時トップに浮上。「傾斜が強かった。カップに届かせよう」と打った7mから3パットのボギーとした17番(パー5)と18番で、上がり2連続ボギー。「へたくそだなと思う」と苦笑いしたが、「パットのフィーリングは良くなってきた。ショットもイマイチだったけど、徐々にリズムを取れてきた」と前向きに語った。

昨季韓国ツアー賞金女王のイとは、昨年12月の4ツアー対抗戦「THE QUEENS presented by KOWA」の最終日にダブルスのマッチプレーで対戦。上田桃子と組み勝利したが、「そのときは調子が悪かったみたいだけど、勝負どころのパットは必ず入れてくる。勝負強いっていう印象がある」と敬意を払う。

一方、プライドや危機感がある。今季賞金トップは「韓国の選手はもちろん強い。でも、急に来てシードや優勝を簡単にとれるツアーにしちゃいけない。対抗する選手がもっと出てきて良い」という。「韓国の選手がどれだけ練習しているのかは分からない。やっぱり(ほかの選手の)練習量は少ないかなって感じるときもあるかな」と語った。

試合後、練習で最後までコースに残ることは多い。暗くなった練習グリーンで、母・美江さんの携帯の明かりを頼りにパットを転がし続けたことも。優勝を逃した前週「サイバーエージェント レディス」を終え、翌30日(月)には「このコースには苦手意識があるので」と練習ラウンドをし「疲れもある」。積極的に海外メジャーにスポット挑戦し、異国の地でいきなり戦う難しさも理解している。

「日本のツアーなので。もっとみんなが実力以上のものを発揮していかないといけない」。女王の意地を言葉にした。(茨城県つくばみらい市/林洋平)

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