鬼頭桜は自らのアプローチでドン小西ウエアと契約
2017年 スタジオアリス女子オープン
期間:04/07〜04/09 場所:花屋敷GCよかわコース(兵庫)
1年前はイーグル→失格の珍事 鬼頭桜が3位発進
◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン 初日(7日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6293yd(パー72)
無念の失格から1年。プロ4年目の鬼頭桜が5バーディ、1ボギーの4アンダー「68」で回り、首位と1打差の3位タイで滑り出した。「早い。もう1年経ったんですね。今年は気持ちを切り替えて頑張ろうと思っていました」。昨年は悔しさを募らせたコースで、初日の好発進を喜んだ。
<< 下に続く >>
場面は昨年の大会初日のスタートホール、10番(パー5)にさかのぼる。
3打目のアプローチをカップに沈めてイーグル発進…かと思われたが、ボールはピンとカップのふちの間に挟まった状態で止まっていた。ゴルフ規則『17-4』では、ボールがすべてカップ面の下に沈み切らなければカップインと認められないが、鬼頭はそのままボールを拾い上げ、次のホールへ進んでプレーを続行した。
5アンダーの2位で初日を終えていたが、翌2日目にギャラリーから日本女子プロゴルフ協会へ「違反ではないか」との電話が入り、発覚。鬼頭がこれを認めたため、ゴルフ規則『3-2』「ホールアウトの不履行」により競技失格となった。
「やっぱり(1年前を)思い出しました」という10番は、3つ伸ばして折り返した後半に迎えた。この日はすべてのパー5で、グリーン周りのバンカーを避けるために2オンを封印する戦略。10番も2打目を約80yd地点に刻み、ピンそば2mにつけてバーディで通過した。
昨年は「失格が悔しいというよりも、自分が(規則を)知らなかったことが悔しい」と話していた。「ルールを知らないことは恥ずかしい」と反省し、ゴルフ規則について自主的に勉強するようになったという。(兵庫県三木市/塚田達也)