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アンダーパーはたったの2人 渡邉彩香は飛距離を武器に3打差2位発進

気温は摂氏16.7度、冷たい雨に加え、午後には風も強まった。アンダーパーでプレーしたのが全出場選手中2人という難コンディション、6635ydの総距離も選手たちの行く手を阻む中、ツアー屈指の“飛ばし屋”渡邉彩香が持ち前の飛距離を生かして好発進を決めた。

千葉県の東急セブンハンドレッドCで開幕した国内女子ツアー「富士通レディース」初日、渡邉は4バーディ2ボギーの「70」でプレーして、2アンダーの単独2位につけた。

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7番(パー5)で、残り210ydからの第2打をグリーンに運び2パットのバーディ。さらに、平均ストローク「4.7368」でこの日の最難関ホールとなった18番(パー4/403yd)でも「4Iでギリギリ乗った」とグリーンを捕らえ、きっちりパーセーブしてホールアウトした。

終日続いた雨により、水気を含んで重くなったラフは「飛ばないし、狙えない」といった状況だったが、持ち前の飛距離のアドバンテージでボギーを2つにとどめた。17番(パー3)では「ティショットをミス」とグリーン手前のバンカーに入れて喫したボギーを悔いたが、全体的には「少ないチャンスをきょうは決められた」と、ショットの好調さがスコアメークを助けた。

前の組のホールアウトを待たざるを得ない状況も「待った後のロングアイアンはきつかったけど、こういう天候のほうが集中していいプレーができている」と苦境をはねのけた。

2日目の天気予報も、雨模様。「きょうみたいなリズムと、ゴルフの内容でプレーできればいい」。今季は「ヤマハレディース」の優勝を含め、トップ10フィニッシュ11回。好調を続ける渡邉は悪天候をものともせず、2勝目に意欲的だ。(千葉市緑区/糸井順子)

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