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お守りは師匠の顔写真? 西山ゆかりが3位発進

国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」の初日、ツアー未勝利の西山ゆかりが5バーディ1ダブルボギーの「69」をマークして3位タイの好スタートを決めた。近年は金田久美子大江香織、前年のフェービー・ヤオ(台湾)ら多くの初優勝者たちが生まれてきた今大会。西山も2008年のプロ転向から8年目で下部のステップアップツアーで2勝を挙げるなど、初優勝が待たれる1人だ。

今年で4度目の出場となる西山は、11年大会の5位が自身最上位フィニッシュ。出場したいずれも予選通過を果たす安定感を誇る。出身は神奈川県藤沢市だが、研修生時代を静岡県で過ごしたことで川奈は常連、「景観が素晴らしくて好きなコース」と、自身も認める好相性のコースだ。

この日は前半6番(パー3)で、ピン左奥から約15mのファーストパットを約1mショートするミスから4パットを喫してダブルボギー。それでも、5番までの3バーディでアンダーパーはキープしていたことから「悔しかったけど心は折れなかった」と、後半の2つのバーディにつなげてみせた。

好スタートの陰には師匠の支えもあった。昨年から師事する芹澤信雄が水曜日の練習ラウンドに帯同し、1日みっちりとレッスンを受けたことも奏功した。常々、体重配分やアドレスなど細かなチェックを受け、「やるべきことが改めて明確になった」ことが、好スコアを生んだという。

西山も自覚している悪い癖は、インパクトで体が突っ込んでしまうこと。芹澤の指導のもと、その癖を解消するためにティアップしたボールを3Wで打つドリルを練習メニューに加えた。1Wよりフェースが薄い3Wでクリーンヒットさせるには、レベル(フラット)に振れないとボールは飛ばない。ミスショットでは球が右に出る傾向が多いことから、「ドローボールが出れば合格」――師匠の言葉を幾度と思い返した。

そんな西山が今週使用するヤーデージブックには、芹澤の写真が挟まっている。これは西山が自らしたことではなく、キャディの門田実さんが仕込んだイタズラ。「穏やかな場面でまず見せる。さらに本人の性格上、調子に乗りすぎたときにも見せる(笑)。そしておかしなことを言って来たときには、『同じことを師匠に言えるのか?』と言って見せる(笑)」と、冗談まじりに門田さんは説明してくれた。

なかば脅し(?)のようにも思える激励だが、張り詰めた空気を和らげてくれるお守りを携えて、ツアー初優勝に向けて前進する。(静岡県伊東市/糸井順子)

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