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練習で2度池ポチャ!ミス撲滅に集中し申智愛が今季3勝目

まだ、このゴルフ場にいたい-。「ニトリレディスゴルフトーナメント」を制し、今季3勝目を挙げた申智愛(韓国)は「3日間楽しさを感じながらプレーできた」と笑顔を浮かべ、優勝の余韻に浸った。

戦いの舞台となった北海道の恵庭CCを「どのホールも難しい」と評した。「このコースはバーディを獲るより、いかにミスをしないでプレーするかが大事」と語るとおり、最終日の前半は、すべてパー。「前半苦しかったけど、我慢してついていけばバーディが獲れると思っていた」

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9番をバーディとした同組の藤田幸希に並ばれてハーフターンしたが「自分のプレーにミスはなかった。他の選手が追いつくのはゴルフでは当たり前。結果としてイ・ボミさん、藤田さんがついてきたので、自分の緊張感を高めて集中できた」と冷静さを保った。

後半は13番と15番でバーディ。特に第2打が池越えとなる15番が、このコースで一番気に入ったといい、「初日と最終日の2日間バーディを獲ったのは本当にうれしい」と振り返りながら、少しもったいぶらせてその理由を語った。

実は…「練習ラウンドで、セカンドショットを2回池に入れたんです。1回目のショットと、やり直しのショットを続けて」と、照れ笑いを浮かべた。

今季の獲得賞金額は約6,812万円(4位)となり、トップまで3,600万円余りに迫るが、「日本で賞金女王になる目標はあるが、それは今年ではない。いまは日本で『自分のゴルフを作る』ことに集中したい」と語った。

首位争いを演じた藤田は「隙がなかった」と、申の“完璧な”ゴルフに脱帽。「オーソドックスなゴルフをオーソドックスにやるのは難しいと思うけど、それを淡々とやっている」とライバルを称賛した。

4バーディ、3ボギーだった自らの最終日については「ボギーを打ち過ぎた。もったいないボギーがあった中で、スコアを1つ伸ばせたのは全然悪くないけど…」と総括し、パッティングを課題に挙げた。(北海道恵庭市/片川望)

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