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申智愛 愛ある贈り物「ファンの支えが一番大事」

2014/08/09 19:28

7月末に行われた「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」最終日のティグラウンド-。ギャラリースタンドで応援してくれるファンに、自らのオウンネームボールを笑顔で差し出して、感謝の気持ちを伝える申智愛の姿があった。なんとも微笑ましい一幕だが、申は地元韓国でも米ツアーに参戦したときでも、機会さえあれば、応援へのお返しとして、こんなすてきな贈り物をしてきたのだ。

国内女子ツアー「meijiカップ」の2日目、申は2番でボギーが先行したものの、その後は7つのバーディを重ね、混戦の上位争いから頭ひとつ飛び出した。

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「パッティングが決まってくれて、バーディ量産につながった」。この日の好スコアはもちろん、オフの期間に磨いたパッティングとアイアンショットの成果でもある。ただ、それだけではない。申にとって、最も大切なモチベーションは、いつも支えてくれるファンの存在だという。

今年6月の「ニチレイレディス」で今季1勝を飾り、今大会前には、東京都内で優勝祝賀会を兼ねたファンミーティングを開いた。当初は1対1でコミュニケーションできるようにと少人数に絞った席を企画したが、ファン同士の口伝えで最終的には約70人が集まった。

「大勢の人が応援してくれている。それを見たら感動して、応えなくちゃって。それが今のわたしの力になっている」。そう語る申はかねてから、記者会見のたびにファンへの思いを口にしてきた。

日本びいきで、人が大好き。ファンからサインを求められると、常に笑顔で応じている。「ファンがいるから私がいる-」。プロゴルファーである前に1人の人間、そして同じ女性として、周囲への感謝の気持ちを絶やさない申のその言葉は、ものすごく高尚で素敵に聞こえた。(北海道北広島市/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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2014年 meijiカップ



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