佐伯三貴「私が主役!?」 大会ポスター掲載選手不在の勝機
2014年 ニチレイレディス
期間:06/20〜06/22 場所:袖ヶ浦CC新袖C(千葉)
全米女子OPをテレビ観戦 上田桃子は心中複雑・・・
千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースで開催される国内女子ツアー「ニチレイレディス」の開幕を明日に控え、上田桃子がプロアマトーナメントに出場し、最終調整を行った。4日間大会だった前週の激戦を経て、「疲れが溜まった」と口唇ヘルペスを患い、コンディションは不完全。初めて挑むコースで調整が思うように行えてはいないが、「こういう時の方が良かったりする」と気持ちは前向きだ。
前週の「サントリーレディス」を今季最高の3位で終え、ようやく調子を上げてきた実感がある。これまで上位争いを逸してきた原因のひとつを、初日に好スタートを切っても、最終日まで持続できない点にあると分析。前週は、最終日にアンダーパーをマークしたことで、壁を破れたと大きな自信を得た。
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2008年から米女子ツアーを主戦場とし、昨季まで米国と日本を2足の草鞋で転戦を続けてきた。長引くスランプで、昨季は米女子ツアーのシード権を失い、かろうじて国内ツアーのシード権に滑り込んで迎えた今シーズンだ。そんな上田だが、今週は森田理香子ら国内の上位組も出場する海外メジャー「全米女子オープン」が米国で開催されるとあって、心中にやや複雑な気持ちもある。
「日本に帰ってきた喜びは大きい。でもテレビで『全米女子-』を目にすると、自分がそこにいない寂しい気持ちと両方ある」と吐露。もちろん、1度は失った国内女子ツアーのシード権の奪回に奮闘した1年を振り返れば、国内女子ツアーを主戦場とする意志は揺らぐことはない。ただ大舞台での飛躍の夢が傍らにあるだけだ。
「サントリー-」の最終日だった6月15日に誕生日を迎えた。試合後は先輩、後輩とともに誕生日の祝杯をあげたという。課題を1つクリアする好スタートを切った28歳は、目の前にある次の課題と“夢”とを整理しながら、1つずつ壁を乗り越えていく。(千葉市若葉区/糸井順子)