成田美寿々「私なりの歳を食ったゴルフをしたい」 初のマンデー突破で思い出の舞台
◇国内女子◇宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 事前(10日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6619yd(パー72)◇
優勝カップを掲げたのは8年以上前になる。2015、2018年大会覇者でツアー通算13勝を誇る成田美寿々がマンデー予選会(主催者推薦選考会)を突破して4年ぶりに思い出の大会に帰ってきた。生涯獲得賞金5億円超の33歳は「これまで10回くらい受けていますけど、初めてマンデーを通りましたよ」とうれしそうに顔をほころばせた。
2020~21年シーズンに9年間守ってきたシードを喪失。ここ数年は左親指の故障に苦しんできた。何カ所も病院を受診し、「治らないことが分かった」という。この現実を正面から受け止める。「練習しちゃだめだと思っていたのが、少しずつできるようになって。これからはどうお付き合いしていくか。痛みをどうやって抑えてスイングするかとか、クラブも変わったりとか、ようやく調整できるようになった」。そう明るい表情で現状を明かした。
だからこそ、新たな思いも生まれている。本大会は今季初めて出場するレギュラーツアー。「まだ試合は始まっていないですけど、この会場にいて楽しいですね。いろんな人がゴルフの話をしていて。ちょっと離れていたから、なんか心地いいです」。本格復帰を目指して来季出場権を懸けたQTにも再度挑戦する意向で「どれだけコンディションを上げられるか」と力を込める。
次週の「ニチレイレディス」(6月19日開幕/千葉・袖ヶ浦CC新袖C)の主催者推薦選考会にも挑戦する。同大会後にはツアーの出場優先順位を再編するリランキングも実施されるが、「もしリランキングに食い込めることがあれば。私なりの歳を食ったゴルフをしたい」。過去2勝を挙げた好相性の大会。実力者が2026年シーズンを始動させるにこの上ない舞台だ。(神戸市北区/中村文香)