「ゴルフ人生最後の挑戦」有村智恵はわずか“1枠”の全米女子OP切符かけハワイへ
◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 事前(19日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6731yd(パー72)
ツアー14勝の有村智恵が6月「全米女子オープン」(カリフォルニア州リビエラCC)出場を目指し、5月8日にハワイ州ホノルルCCで行われる最終予選会参戦を決めた。「結構厳しい戦いになるのは分かっているんですけど、挑戦せずに終わるのは悔いが残るな、と。ゴルフ人生最後の挑戦だと思って」と覚悟をにじませた。
1日で36ホールを回るタフな最終予選会は日本でも4月20日に千葉・房総CCを会場に行われる予定。特に日本会場は例年エントリー受付開始とともに申し込みのアクセスが殺到し、有村も「(申請ページに)ログインすることもできませんでした…」と時代の変化に驚きながら苦笑する。
それでも諦めきれなかったのは、初めて全米女子の開催地となるリビエラへの思い入れにほかならない。「米ツアー時代に練習場所を探していた中で、ご縁があって練習をさせていただいていた特別なコースです」。近年はタイガー・ウッズのホスト大会として行われるようになったPGAツアー「ザ・ジェネシス招待」を観戦したこともあり、戦略性の高いコースがどのようなセッティングで女子のトップ選手を迎え入れるのか、競技者としてのモチベーションを大いに刺激される。
2年後にはロサンゼルス五輪のゴルフ競技会場にも決まっているとあって、6月に向けてとてつもなく気合を入れて準備しているはず。だからこそ、「リビエラって、アメリカっぽい距離が長くて雄大なコースっていうよりかは、日本のコースに似ているわけではないですけど、距離が長くなくてもPGAツアーの選手たちがなかなかスコアを出せない。細かい戦略(が求められ)、細かいところにワナがあるイメージで、すごく楽しみ」という思いが膨らむ。
2024年4月に双子の男の子を出産して以降、ツアーにフル参戦しているわけではない状況で、甘くないチャレンジになることは百も承知。昨年、ホノルルCCでわずか1枚の切符をつかんだ馬場咲希のスコアが通算8アンダーだったことも把握している。推薦でフィールド入りした今季初戦から予選会までに計3試合の出場を見込んでおり、「試合の時にどういう変化が起きるのかは試合になってみないと分からない。試合勘をどれだけのスピードで取り戻せるか。難度の高いコースが続くので、我慢大会と思ってショートゲームをしっかり磨いていきたい」と実戦の中で自らを研ぎ澄ませていく。(千葉県野田市/亀山泰宏)