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何度だって撮りたい 2023年ベストショット3選【松本朝子】

鮮やかな緑が包むゴルフコースに、さまざまなアクセントを添える光と影。2023年はコロナ禍を象徴するマスクが口元から減り、人々の笑顔が映える日常も戻った。それら数々の要素に神経を研ぎ澄ませ、一瞬を切り取ることに全てをかけるフォトグラファーたち。GDOとともに国内外を渡り歩いたプロフェッショナルが選んだ今年の3枚。第6回は松本朝子カメラマン編。

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日 岩井明愛>

いつか撮りたいと思っていた2019年「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」代表の優勝選手に、思ったよりも早く出くわすことができました。岩井明愛さんが、前週の「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」に続き2週連続の“完全優勝”で今季3勝目。優勝スピーチも、とても清々しく充実した表情で、あまりにもかっこいいオーラをまとっていました。

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同日、フランスでは久常涼さんがDPワールドツアー(欧州ツアー)で優勝。思いを寄せる選手たちの活躍って、こんなにうれしいものだったのか。たくさんのギャラリーへ向けた明愛ちゃんのガッツポーズ。こんなシーン、何度だって見たいし、何度だって撮りたい。でも次は、顔が見えるように撮ろう…。

<ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ 最終日 谷原秀人>

選手会の主催大会ということで他のトーナメントとは空気感が違い、選手それぞれが積極的にゴルフ界を盛り上げようとしている雰囲気が感じられました。長野泰雅さんと谷原秀人さん、親子ほどの年齢差がある2人のプレーオフ。有望な若手がどんどん出てきていますが、ベテラン勢のプレーもまだまだ見応え抜群です。プレーのみならず、トークでも楽しませてくれました。

昨年からは30代以上の女性プロゴルファーのための「LADY GO CUP」も始まりました。新しいものを作り上げていく挑戦は、見ていてとても刺激になります。来シーズンの進化したプロゴルフ界もまた楽しみです。

<ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ 最終日 中島啓太>

ここまで5週連続で最終日最終組だった中島啓太さん。優勝争いのなか、これが初めてのウォーターショットだったそうです。私も撮ったのは初めてでした。そろそろ他の選手を撮りに行こうかなーと思っていたのですが、離れなくてよかった…。

見慣れないプレーが出るのはわくわくします。残念ながら2打差の3位タイで終えましたが、私だけではなく、ギャラリーの皆さんも大いに楽しめた一日だったのではないかと思います。賞金王おめでとうございます!

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