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渋野日向子 女王への意識は「100のうち10くらい」

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 事前(27日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)

賞金ランキング3位の渋野日向子は、女王への意識を「100のうち10くらい」と、てらいのない笑顔を見せた。最年少女王がかかる最終戦は今回が初出場。メジャーの難セッティングを前に、プレー面で「欲を出し過ぎないように」と無欲を強調した。

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高麗芝と強風で有名な宮崎CCで、初出場初優勝は2010年の朴仁妃(韓国)、12年のイ・ボミ(韓国)の2人だけ。今大会が40回目で、異なるコースでの開催を含めても過去4例しかない。直近5年は経験豊富な海外勢が制しており、渋野は「経験している人が強いコースだと思う。大人のゴルフが必要」と、攻めと守りのメリハリを攻略法に挙げた。

硬いグリーンに癖の強いティフトン芝のラフ。グリーン手前から転がすよりもピンを刺す「強気な攻め」が持ち味の21歳は、事前に27ホールを回って、「奥に行くより手前からの方が良い。最近は手前から攻めるというのがなかったけど、エッジに落とすということも考えながら出来れば」と、初優勝した5月のメジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」でも見せたマネジメントを意識する。

2週間前に26戦ぶりに予選落ちして涙を流して以降、賞金女王の言葉を頭から消して、「応援してくれる人のために頑張る」と前週大会を制した。「先週も無欲だけど最終日になれば負けたくない気持ちだった」。逆転女王の最低条件は単独2位以内。今年、56度のウェッジはフェースの溝が減って6本入れ替えた。「練習してきたものを生かせれば」と、全ラウンドでのアンダーを目標に据えた。(宮崎県宮崎市/林洋平)

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