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ニクラス、マキロイらメジャー王者がずらり クラウンズ60年の外国人出場者

令和元年、最初のトーナメントは5月2日に開幕する「中日クラウンズ」(愛知県・名古屋GC和合C)だ。1960年(昭和35年)に第1回が開催された今大会は、昭和・平成・令和と3時代目を迎える。平成へと改元された1989年の第30回大会では「ホワイト・シャーク」の異名をもつグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が優勝者となるなど、国内ツアーの一戦ながらその歴史には世界のトップ選手が名を連ねる。

初めて出場した外国人選手は、第2回大会のオービル・ムーディ。そこから300人以上の外国人選手が出場した。その中にはムーディ(1969年全米オープン)、ノーマン(86年、93年全英オープン)らメジャーチャンピオンも数多く含まれる。史上最多のメジャー18勝を誇る“帝王”ことジャック・ニクラスも大会の歴史に名を刻む一人だ。

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ニクラスが出場したのは1984年(昭和59年)に開催された第25回大会。44歳で、すでにメジャー17勝を挙げてベテランの領域ではあったが、前年のメジャー「全米プロ選手権」で2位に入るなど存在感はまだまだ十分だった。“帝王”の初登場にプレイガイドの前売り券は売り切れ、4日間で約4万9500人という当時としては未曾有のギャラリー数を記録した。

舞台はもちろん和合。第3~6回を除いて会場を担い続け、60回大会を迎える今日では、花の咲き誇る春に同一会場で行われるメジャー大会になぞらえて「東洋のマスターズ」と呼ばれる難関だ。ニクラスは大会初日に早くも和合の洗礼を受けた。16番ホール(パー4)でグリーンをとらえたかに見えた第2打が、固く仕上げられたグリーンで跳ねて止まらずに奥のOB杭まで転がってしまう――など攻めきれず「73」。首位と7打差の36位発進となった。

続く2日目は底力を発揮して「68」で通算1オーバーの12位まで浮上した。だが、大ギャラリーを引き連れた決勝ラウンドはいずれも1つずつスコアを落とし、結局、通算3オーバーの9位で大会を終えることとなった。優勝は通算5アンダーで青木功と並び、プレーオフを1ホール目で制したスコット・シンプソンだった。当時29歳。シンプソンもこの3年後の1987年に全米オープンを制し、“クラウンズ”の歴史に名を連ねるメジャーチャンピオンの一人となった。

<クラウンズに出場した主なメジャー優勝者>
サム・スニード(42・49・51全米プロ、46全英、49・52・54マスターズ)
ピーター・トムソン(54・55・56・58・65全英)
アーノルド・パーマー(58・60・62・64マスターズ、60全米オープン、61・62全英)
ゲーリー・プレーヤー(59・68・74全英、61・74・78マスターズ、62・72全米プロ、65全米オープン)
オービル・ムーディ(69全米オープン)
ジョニー・ミラー(73全米オープン、76全英)
ヒューバート・グリーン(77全米オープン、85全米プロ)
セベ・バレステロス(79・84・88全英、80・83マスターズ)
デービッド・グラハム(79全米プロ、81全米オープン)
ベルンハルト・ランガー(85・93マスターズ)
グレッグ・ノーマン(86・93全英)
スコット・シンプソン(87全米オープン)
ペイン・スチュワート(89全米プロ、91・99全米オープン)
イアン・ベーカー・フィンチ(91全英)
フレッド・カプルス(92マスターズ)
リー・ジャンセン(93・98全米オープン)
コーリー・ペイビン(95全米オープン)
ジョン・デーリー(95全英)
デービス・ラブIII(97全米プロ)
マーク・オメーラ(98マスターズ、全英)
デビッド・トムズ(01全米プロ)
トレバー・イメルマン(08マスターズ)
ロリー・マキロイ(11全米オープン、12・14全米プロ、14全英)
アダム・スコット(13マスターズ)
ジャスティン・ローズ(13全米オープン)

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2019年 中日クラウンズ



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