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石川遼「もう一回作り直さないと」 一カ月ぶり復帰戦で出遅れ

◇国内男子&アジアンツアー共催◇アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 初日(20日)◇武蔵カントリークラブ・笹井コース(埼玉)◇7060yd(パー71)

一カ月ぶりの出場となった石川遼は2バーディ、4ボギーの「73」で回り、2オーバーの82位と出遅れた。

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ホールアウト後「全然ダメですね…」と力なく話した。熱中症をおしてプレーした8月下旬の「RIZAP KBCオーガスタ」終了後にウイルス性の腸炎を患い、翌週の「フジサンケイクラシック」を欠場。10日以上は、お粥などしか口にできず、安静にした。体重は最大で5kg落ち(現在は3kg戻った)、「自分のイメージと体の動きが違うのかなと思う」という。

長いラフが待ち構えるコースでフェアウェイキープ率36%(5/14)にとどまった上、アイアンショットではショートする場面が目立ち、「球に力が伝わっていないような飛び方だった」とキレの悪さを口にした。ボギー直後の前半11番(パー5)に奪った最初のバーディは、10mほどの長いパットを入れたもの。「アプローチやパットはそこまで違和感はなかったけど、前と同じ飛距離を出そうとして、腕の力で打ったり、細かいところからズレている」と落胆した。

体調がすぐれない中でも「RIZAP KBCオーガスタ」では7位に入った。「ドライバー、アイアンと良い感じで打てていた」とショットの状態が上向きだったときに調子を崩す形になり、「元に戻すというのは、けっこう難しいと思う。もう一回作り直さないといけないかな、という感じ」と視線を落とした。(埼玉県狭山市/林洋平)

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