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高額大会で急浮上 正岡竜二と木下裕太はシード確保に前進

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦~決勝戦)準決勝(8日)◇鳩山カントリークラブ(埼玉)◇7115yd(パー72)

ベスト4による準決勝が行われた裏で、シード権(賞金ランキング65位まで)の確保を狙う2人の戦いが繰り広げられた。木下裕太(同63位)と正岡竜二(同81位)との5位決定戦は、正岡が3&2(2ホールを残して3アップ)で制して900万円を獲得。7位タイとした木下も750万円を加え、ともに今季賞金を約1415万円とした賞金ランキングは30位前後まで浮上する見通しとなった。

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正岡は「(通常の)ツアーだと3位くらいの賞金。マッチプレーに懸ける気持ちが強かったので大きいですね」と、高額大会のトップ5入りを素直に喜んだ。敗れれば、ひとつの白星の差で150万円を逃すことになる。「意識はしていました。150万でも稼ぐのは大変。1円でも多く持ち帰らないと後半戦(への出場)に向けても焦りが出てくるので、5位タイを決められて良かった」と安堵の笑顔を向けた。

一方の木下は「体力不足による自爆です。自分で流れを悪くしてしまった」と反省の言葉を並べた。自身がシード確保の目安にあげる1500万円に大きく前進したが、「きょうの終わり方で楽しくは帰れなくなりました」と肩を落とした。

「足りない部分もたくさん見えてきた」と課題も多かったが、それでも32歳の立場を大きく変える大会になったことは間違いない。今週の結果を受けて、初シードに挙げていた今季の目標を、ツアー最終戦「日本ゴルフシリーズJTカップ」への出場にシフト。「そこを目指していきたい」と、賞金ランキング上位を含む出場30人のエリートフィールドを見据えた。(埼玉県鳩山市/塚田達也)

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2018年 ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦・決勝)



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