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3位浮上の松山英樹はそれでも不安「優勝争いでどうなるか」

◇米国男子◇BMW選手権2日目(7日)◇アロニミンクGC(ペンシルベニア州)◇7237yd(パー70)

首位と4打差の12位から出た松山英樹は7バーディ、1ボギーの「64」で回り、通算10アンダーの3位に浮上した。トップに立ったザンダー・シャウフェレと3打差になった。今季最も良い順位で大会を折り返した。ゴルフの手応えは、好スコアに反した。

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悪天候の予報により、当初から約4時間早まった午前8時17分にティオフした。気温30℃と蒸し暑さに包まれたラウンドで、序盤から伸ばした。前半11番で30cmにピタリとつけ、2連続バーディにつなげた。2オンした16番(パー5)では9mのイーグルパットをわずかに外しながら、4つ目のバーディを奪った。

後半早々に一つ伸ばし、この日最高難度になった4番で3パットのボギーを喫したが、続く5番(パー3)はピンにからめてバウンスバックした。最終9番(パー5)で5mを沈め、バーディ締め。上位陣の伸ばし合いに最後まで遅れを取らなかった。

出場69人のうち61人がアンダーパーで2日目を終えた今大会のコースは、隣接するホールをラフでつなぐ。ブッシュやハザードなど障害は少なく、ティショットは多少のブレ幅を許容される。9ホールでフェアウェイをとらえた(14ホール中)第1打について松山は「見た目でどうかはわからないけど、打った本人にしかわからな感触がある」とし、「大きな進歩はない」と即答した。好スコアの要因は「コースに合っているんじゃないですかね」という。

2日間を通じパーオン率は全体1位の91.67%(33ホール/36ホール)を記録したが、「びしばしショットが決まっているというわけではない」と納得顔とはほど遠かった。ショットに確信めいたものを見出だせない中、「その中で伸ばせているけど…。優勝争いしたときにどうなるかという不安はすごくある」と話した。

8月の「WGCブリヂストン招待」から続く夏場の6連戦は、気温30℃を超える暑さとの戦いでもある。昼過ぎにホールアウトすると居残り練習をすることなく車に乗り込んだ。この日は中盤以降に強い日差しが差し、「最後のほうはしんどかった。いまは寒いくらいがちょうどいい」と大粒の汗をぬぐった。

上位争いにも「いまの状態で言うと、そんなに多くを期待するのは自分自身に酷だと思う」と冷静に見つめる。「あした良い位置で終われるように頑張りたい」。まずはリッキー・ファウラーとの2サムラウンドになった3日目に集中する。(ペンシルベニア州デラウェア/林洋平)

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